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政治
田母神戦争大学の白熱講義(中)「『戦争できる国』のほうが戦争に巻き込まれない」
「敵空母を撃沈するまで戦うしかない」と6月2日、都内での講演で新党「日本真正保守党」の設立を高らかに宣言した田母神俊雄元航空幕僚長。新党は何を目指し、どう動くのか。集団的自衛権の行使容認問題をどうみるか、果ては日本核武装の可能性について、田母神氏のマシンガン・トークは続く。(溝上健良)
共同通信も築地をどり?
講演の内容に入る前にいくつか前回の補足をしておきたい。まず朝日新聞が5月20日付朝刊で、大震災4日後の東京電力福島第1原発で所員の9割が吉田昌郎所長(当時)の命令に反して福島第2原発まで撤退していたと報道したことについて。前回、吉田所長に生前、ロングインタビューしている作家の門田隆将さんが言論サイト・ブロゴスに寄せた記事を紹介したがその後、『週刊ポスト』6月20日号に門田氏が6ページにわたって寄稿していた。いわく「朝日新聞『吉田調書スクープ』は『従軍慰安婦虚報』と同じだ」。これまた日本国民必読といっていい記事である。ちなみに朝日新聞社はこの記事が「報道機関としての朝日新聞社の名誉と信用を著しく毀損(きそん)する」として抗議し、訂正・謝罪を求める文書を送ったそうだ。それなら朝日記事によって吉田元所長や原発作業員らの名誉と信用はどうなったのだろうか、と考えさせられる。
門田氏の記事に続いて「『反日・嫌韓』解決できない、必要ない!の声が圧倒的多数」との記事が4ページ。さすが「『嫌中憎韓』が売れるのは朝日新聞のおかげです」(3月7日号)との特集記事を組んだ『ポスト』だけのことはある。さらには『FLASH』誌(6月24日号)にも同様に朝日報道を批判する記事が載っており、朝日新聞社が同様に抗議したとのこと。
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