セゾン大学の日語日文学科教授でもある、パク・ユハという人がいます。
今までも独島や靖国などに関する本を書いてきたことがありますが、この人は、俗にいう「親日派」ではありません。
この人が主張するのは、両国の和解であり、決して日本側の肩を持つ人ではありません。
彼の著書である「和解のために - 教科書・慰安婦・靖国・独島」は、2006年に韓国では文化観光部優秀教養図書に選ばれ、2007年には日本語版が大佛次郞論壇賞(朝日新聞社)を受賞したりもしました。
この経歴からも、決して「日本の肩を持つ人ではない」というのが、おわかりでしょう。
彼が書いた「帝国の慰安婦」という本があります。この本も、決して「韓国の見解は一方的に間違っている」という主張を書いたものではありません。
ただ、「軍に連れていかれたというのは違う。彼女たちが苦労したのは舗主(慰安所運営者)たちによるもので、日本軍は関係ない」、「政治的な理由で、別の意見が認められないでいる」など、韓国側としては許せない内容が書いてあるのも事実です。
この場合、韓国はどうすると思いますか?
韓国が、何かを潰すとき、露骨に政府が前に出ますか?違います。それでは、「韓国では本を出版する自由も無い」と叩かれるようになります。ブランドイメージに傷がつきます。
だから、国は前に出ないで、市民団体が訴えるようにすればいいのです。反日市民団体は国家補助金をかなりもらっていますので、事実的に政府の言いなりです。
特に、ある程度話題になる(この本の場合、親日とされる他の本とは違って、レビューもそこそこあるし、2~3人のブロガーから意外と説得力あるという評判を得ていることが確認できました)と、ほぼ間違いなくこのパターンになります。
ご存知、「親日派のための弁明」もそうでした。
お恥ずかしいですが、私が日本側のブログ(アメブロ)を借りている理由でもあります。
今回もまた、日本軍慰安婦被害者たちがこの書籍を出版した著者などを相手に民・刑事訴訟を起こしました。
出版、販売、発行、複製、広告などを禁止すること、一人に3千万ウォンずつ計2億7千万ウォンを支給すること、、名誉毀損の疑いで朴教授と出版社の代表に対する告訴などです。
問題になった内容は、
「慰安婦被害者は売春や日本軍の協力者だった」、
「慰安婦たちが自分たちを犠牲者とだけ主張しながら、日韓間の歴史紛争の主な原因となっている」、
「両国の和解のために、自分たちの行為が売春であり、日本軍の同志だった自分の姿を認めることで、大衆に被害者としてのイメージのみを送り込むことを止めなければならない」、などです。
慰安婦側は、「虚偽の事実を記述して慰安婦被害者の名誉を毀損して精神的苦痛を与え、賠償責任がある」と主張しています。
http://media.daum.net/society/others/newsview?newsid=20140615063209320
同じ類のものとして、「日本人慰安所管理者の日記」があります。日本語版がPDFで公式に配布されていますので、内容の賛否は別にして、今のうちに確保しておいたほうがいいかもしれません。
http://www.naksung.re.kr/xe/index.php?mid=sepdate&document_srl=181713
(最後の3.23MBのファイルをクリック)
※(リンク先サイトの本文から)『この日本語版はお二人の教授が研究用資料として翻訳したものであり、監訳者(堀と木村教授)の許可なしに他の用度で複製すること、また配布することを認めないことにしています』
私にできることは、「沈韓論」にこの暴挙をさらっと追記すること・・・だけですけど。
※またまた広告が決まりました。
産経新聞(全五段)6月17日(火)
※7月10日発売の「SAPIO」8月号に、韓国軍によるベトナム人虐殺に関する特集が予定されています。
シンシアリーも、短いものでありながら、文を寄稿することになりました。
※お陰様で早くも8刷、累計15万部です!(2014年6月6日)
シンシアリーの『韓国人による恥韓論』が発売中です。
http://www.fusosha.co.jp/books/detail/4040
ISBN 978-4-594-07039-7
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