偽サイトでネット銀ID入手=容疑で男逮捕、不正送金被害も―警視庁
2014.06.13 12:27 記者 : 時事通信社 カテゴリー : 政治・経済・社会 タグ : 時事通信社
インターネットバンキングを装った偽サイトを作成して、他人のIDとパスワードを不正に入手したとして、警視庁サイバー犯罪対策課と愛媛県警は13日までに、不正アクセス禁止法違反容疑で、同県松山市和泉南、無職藤田浩史容疑者(29)を逮捕した。「身に覚えがない」と容疑を否認している。
同課によると、藤田容疑者は楽天市場やヤフーなどのオンラインショッピングサイトの出店者を狙い、偽サイトに誘う「フィッシング」と呼ばれる手口で、IDなどを盗んでいた。盗まれたIDやパスワードは2〜3月の間に約100件に上り、うち5件で約200万円の不正送金被害があったという。
逮捕容疑は、ゆうちょ銀行の偽サイトを作成し、2月26日ごろ、同行を装ったメールを送って同サイトに誘導し、楽天市場に出店していた雑貨販売業者=埼玉県=のIDやパスワードを不正に入手した疑い。この業者の口座からは約10万円が引き出されたという。
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