ブラジル代表FWフレッジ「あれは間違いなくPK」「FIFAが事前に基準を通達していた」

ISM

 現地時間12日(以下現地時間)に行なわれた2014年W杯の開幕戦、ホスト国ブラジル対クロアチアの試合で得たPKについて、ブラジル代表FWフレッジが自分は相手に倒されたとコメント。PKの判定で間違いないとの見解を示した。

 ブラジルはこの試合、11分にオウンゴールで1点を失ったが、その後ネイマールが決めて同点とすると、71分にクロアチア代表DFデヤン・ロヴレンがフレッジをエリア内で倒したとしてPKの判定に。クロアチアの選手たちは接触はなかったとして主審の西村雄一氏に詰め寄ったが、判定は覆らず。このPKをネイマールが沈めて逆転したブラジルは、最終的に3対1で白星を収めた。

 この判定について、クロアチア代表のニコ・コヴァチ監督は試合後、「あれがPKならバスケの試合だ。バスケだったらあの種のプレーはファウルになる」「全世界が大きなミスを目撃した」と、怒りをあらわにした。しかしフレッジは13日、CBF(ブラジルサッカー連盟)の配信した動画のなかで、「あれは明らかにPKだった」とコメント。「僕はボールをコントロールし、まさに振り向こうというところだった。そのとき、肩を掴まれた。そのせいでボールに届かなくなり、バランスを失い、倒れた」と、相手のファウルは明らかだったと述べた。

 フレッジは続けて「僕はエリア内の狭いところにいたが、左肩へのチャージがゴールチャンスを阻んだ。あれは明らかにPKだ。多くの人がPKじゃなかったと言っているが、チャージがあったのは確かで、それが僕をボールから遠ざけ、ゴールを阻んだんだ」と繰り返した。

 このPK判定は広く批判され、その多くは西村主審の判断を疑問視するものだが、FIFA(国際サッカー連盟)は批判を一蹴。フレッジの倒れ方が上手かったとする声もあるが、FIFAの審判委員長を務めるマッシモ・ブサッカ氏は、西村主審のポジションは判定を下すには十分だったとコメント。試合はたった一度の笛ではなく、90分全体に基いて評価されるものだと述べた。

 ブサッカ氏は「我々は人間だ。人生で一度もミスを犯さない人間はいない。それも人生の一部だが、審判員はその責任を背負って生きている」と語った。

 試合直後はドーピング検査のため、インタビューに応じられなかったというフレッジ。同選手は「FIFAは全代表チームに審判委員会のメンバーを送り、選手一人ひとりと話をさせている。そのなかで選手たちは、エリア内で相手を掴んだ場合は見逃されることなく笛が吹かれ、PKになると伝えられている」ともコメント。審判員はエリア内での手を使った反則には特に注意を払っていると、FIFAから事前に通達があったはずだと述べている。(STATS-AP)

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