日高里菜ちゃんの20歳の誕生日という大きな節目が来たので、自分のこれまでの記憶を整理する意味も込めて自分語りをしよう、という気分になったので勢いで書いていこうと思います。しばらくしたら公開しているのが恥ずかしくなってきて消すことになりそう。個人的な見解ばかりの文章になると思うので、日高里菜ちゃんのことが好きな人は読むともしかしたら気分を害する可能性があるかもしれません。

 

 

●声優を好きになった人は誰しも自分の好きになったタイミングが最良のタイミングだったと主張する、という話を聞いたことがあります。僕は日高里菜ちゃんのことをアニメ『戦国乙女~桃色パラドックス~』から好きになりました。戦国乙女、当時放送されていたアニメの中でもかなり面白い部類に入るアニメだったので、見ないという選択肢がまずありえなかったですし、このアニメを見ていて日高里菜ちゃんのことを好きにならない人はいないとも思っているので、この作品からファンになるというのは最良のタイミングというかある種必然であったと言えます。それまでは自分が特定の声優さんのことを好きになるなんて想像もできなかったし、周りのそういう人たちのことを偏見の眼差しで見ていたりもしました。そんな自分を引き込んでしまう戦国乙女の力はすごかった。戦国乙女を見ましょう。でもこれまでの経験上、人に薦めて見てもらった時の反応としては勝率五割ってところです。おかしい。ともかく、主人公ヒデヨシの、少し生意気だけど真っ直ぐで明るくて表情豊かな女子高生、というキャラクター、そしてそんなヒデヨシを演じる日高里菜という声優の声に当時の自分は完全に惹かれていました。だけど、次回予告の実写映像は前髪パッツンで正直キツいなと思っていたので、そのせいで日高里菜ちゃんをまるまる好きになりきれてはいなかったのも事実。あれは今見てもたぶんキツいです。

 

●日高里菜ちゃんを初めて生で見たのは20116月のロウきゅーぶ・神様のメモ帳アニメ化記念イベントでした。が、実はこの時は、一度くらいは生で花澤香菜さんを見ておこうという感じのスタンスで行ってたので日高里菜ちゃんのことは全く覚えておらず(勿体無い)、初めてはっきり日高里菜ちゃんの姿を目に焼き付けたのは10月のRO-KYU-BU!ライブでした。でもこれももう記憶が色褪せている。里菜ちゃんのいる下手側でずっとオレンジを振っていた記憶しかない。品川は距離が近くて良かった。

 

2012年、1月クールに戦国乙女に次ぐ主演作であるところの『妖狐×僕SS』が放送されました。りりちよ様はもうめちゃくちゃ好きになったので自分にしては珍しくアニメのBDを全巻買い原作も揃え藤原ここあ先生の他の作品にも手を出しかけました(出しかけたところで我に返った)。当時はマジでりりちよ様のことばかり考えていた、ような気がします。と言っても実はりりちよ様の演技自体には僕はそこまでピンと来ていませんでした、最終話でみけつかみくんに告白?するシーンは最高に良かったけど。さっきからいぬぼくの固有名詞を漢字変換していないのは単にめんどくさいからです、ごめんなさい。この年の他のアニメで個人的に印象に残っているのは『アクセル・ワールド』と『ソードアート・オンライン』。AWのニコはわかりやすく二面性を持っているキャラで、しばしば黒い方のニコに評価が集まっていたように感じましたが、僕はクソ豚なので放送当時は正直媚びニコ最高!黒ニコはちょっと…ってなっていました。今見るとまた違う評価ができるのではないかと思うので、改めて見返してみたいアニメのひとつ。一方、SAOのシリカは完璧に自分の考える日高里菜らしさの塊のようなキャラで、2012年の日高里菜の演技で一番好きでした。今年に入ってようやくシリカ回の収録されている円盤を買ったので無事レコーダーからSAOが全滅しました。

 

2012年になって少しずつ日高里菜ちゃんのイベントに行く回数が増えてきました。1月はあおいさおりの成人式に行きました。成人組を祝うのそっちのけで里菜ちゃんのことを見ていました。この頃は特になんですが、里菜ちゃんは自分にスポットが当たっていないときの何気ない仕草がとてもかわいいんですよ。ということに気付いたのはこの成人式の時でした。とりあえずBGMが流れると腰振ってるんだよね。かわいい。2月、アイリス・ゼロのドラマCD発売記念のバレンタインチョコお渡し会に行きました。17歳の現役女子高生声優からのバレンタインチョコお渡し会という響きがもうすでにヤバいじゃないですか。やばいですよね?お渡し会前のトーク部分では運良く最前ど真ん中みたいな位置に座っていたのですが、こんな近い距離で見るのがそもそも初めてでめちゃくちゃドキドキしてるのに目線なんか合わせられるはずもなく、終始太もも(太もも)(やばい)を見ていました。お渡し会というイベントも初めてだったので、例えばいぬぼくの話をするのはマナー違反なんだろうか、とか考えちゃって何も喋れず、完全に不完全燃焼に終わり、苦い思い出になっています。後悔の苦さはうんたらかんたら。自分はこの接近戦の苦い記憶にずっと苦しめられているところがあり、この記憶は別の接近戦によって上塗りするしかないと思っているし、最近では面と向かって伝えたいことも増えてきているので、今こそ日高里菜ちゃんと接近戦がしたいです。いつその機会が来ても万全な姿勢で臨めるように今年からは定期的に練習試合を組むようにしている、という設定。そういえば、日高里菜ちゃんの生アフレコ的なものを見たのもこの時が初めてでした。2012年のイベント、他には、院試前に当日券でフラっとつれゲー見に行って明坂聡美さんと偶然ポケモンすれ違い通信したり、電撃20年祭の時のろーきゅーぶのライブを当日券でフラっと見に行ったりしたくらいで、いぬぼくも行ってなければ中妹も行ってない、何回かあった接近戦もまるで行ってないので過去の自分を殴りたい。学部時代はずっと土日の潰れるバイトをしていたので仕方ないと言えば仕方ないのですが、やはり今になって思い返してみると20112012年頃に日高里菜のイベントをしっかり追えていなかったのは勿体無さしかないです。中妹OVA特典のイベント映像のHeavenly Loverを見ると心苦しくなります。

 

●声優さんのラジオを聴くということをしてこなかった僕が、ほぼ毎週ラジオを聴くという初めての経験をしたのが王道ラジオです。毎週彼女の近況がフリートークの形で聞けるこのラジオの存在はとてもありがたかったし現在のような定期的に情報が入ってくる媒体のない状態は辛いのでそろそろ超A&G+あたりで単独で番組持ってほしい。声優パラダイスでりなコーデの連載を持っていたのもこの頃でしたね。りなコーデよりも裏で組まれてた中妹特集でのウェディングドレスが良かった。Twitterで里菜ちゃんのツイートをパクりまくっていたのもこの頃。里菜ちゃんの紡ぐツイートは奇跡かってくらいかわいかった。ふへーい(*´ω`*) 。夜更かししてたら朝6時ごろになって里菜ちゃんが起きてきて焦ったりしたよね…(懐古)

 

2013年、ATプロダクションから大沢事務所への移籍がありました。移籍直後はとりあえずTwitterから@rina_hidakaが消えるというショックにばかり目が行っていましたが、時間が経って落ち着いてみると、やっぱりそれ以外でも変化はあるように感じます。事務所移籍の大きな影響としてとりあえずイベントの回数が減りましたよね。大学院に入って前のバイトを辞め、さあ土日は自由に動けるぞと喜んでいたにも関わらず2013年の68月まででイベントがなんと1回しかないという氷河期。しかもその1回は落選。出ばなをくじかれる形になりました。ブログもないツイッターもないイベントも少ない、さらに王道ラジオまで終わってしまったので日高里菜の近況を知るのがとても難しい世界になってしまっています。アニメなどの出演傾向については増えたとも減ったとも言い難いけど、モブみたいな役で見ることは無くなった気がする。メイン級の役をそれなりに取ってきてくれるのはいいんだけど、欲を言うと、中妹みたいにユニットで歌って踊って、ついでにイベントもバンバン打つみたいな活動もたまにはして欲しい。

 

2013年の日高里菜出演作だと『たまこまーけっと』と『断裁分離のクライムエッジ』が良かったです。北白川あんこちゃんのかわいさに関してはアニメを見てくれればわかると思います。たまこラブストーリー、絶賛公開中(のはず)です。属性だけを切り取ってみても、「妹・小学生」という2つの条件が揃っているキャラは実は日高里菜の演じたアニメキャラを並べてみてもそう多くはありません。爆アドですね。断裁分離のクライムエッジは声優日高里菜すげーと思わされた作品。幼くして多くの人間を殺めてきたエミリーが初めて死に瀕した時の悲鳴、弱々しい泣き声、12話を見ている間はゾクゾクしっぱなしでした。2013年の日高里菜で一番良い演技だったと思います。久しぶりの主演だった『ガリレイドンナ』は、アニメの内容としても微妙でしたが日高里菜の演技を見ても無難にかわいいよねという程度で新たな発見もあまりなく残念だったなあという印象。艦これについても述べておくと、11キャラも担当しているだけあって色々な演技が聴けるのは楽しいですね。如月のようなキャラクターは新しいのではないかと思うし、ちゃんと色気も感じられて、艦これというゲームでの一番の収穫だったように思います。龍驤みたいな声の出し方は嫌いというわけではないけどああいう感じのキャラばかりやられるのは個人的にはあまり望むところではないかな。そうだ、ひなビタ♪を忘れていた。ライブやってください。ひなビタについては里菜ちゃんの口から話を聞いたことがほとんどないのでイベントでもインタビューでもいいから山形まり花というキャラ、そして彼女らの歌う曲についてのお話は聞いておきたいです。

 

2013年度に入ってからイベントに通うモチベが高まってきたのですが、先述の通りイベントの数自体が減っており、思っていたほど会えませんでした。印象的だったイベントは9月のキャラホビでのストブラキックオフステージ。この時期は7月から何回かRhodanthe*のイベントに通っていて種田梨沙さんに心が傾きかけていた(種田梨沙は芸術)というところで、その状態で日高里菜と種田梨沙が並んでいるステージを見に行って果たして自分は日高里菜のことを見続けていられるのだろうか、と参加前は内心かなり心配していたのですが、終わってみたら「やっぱ日高里菜ちゃんだなー!」と正気を取り戻せた、岐路のような重要なイベントとなりました。やっぱ日高里菜ちゃんだなー。イベント数が極端に少ないのは良くないですよね。RO-KYU-BU!のライブは席が悪かったのでトラウマになりかけていましたが、映像化されたことで救われました。でもコ・カ・ツは聴きたかったです。

 

●『ブラック・ブレット』の延珠ちゃんは素晴らしい日高里菜ちゃんだと思います。このキャラクターの基本路線である天真爛漫な幼女としての演技はもちろん文句なくハマっていますし、3話や10話などでの泣きの演技、8話の「ほんとうだぞ」とか「聖天子様とはあんなやつだぞ」とかみたいな間の抜けた声(この声地味に新しくないですか?)と、あらゆる面で見どころが多いと言えるのではないでしょうか。『キャプテン・アース』のアカリちゃんも、最初のうちは、艦これの龍驤っぽい感じで延珠ちゃんと比べると少し下がるかなあと思っていたけれど、真面目なトーンになった時は圧倒的な良さがありますね。2014年春クールは出演作的にはとても恵まれているし、贅沢言うと毎クールこれくらいの頻度でアニメを通して声を聞きたいです。夏アニメ、途中からでもいいから何か出てほしいなあ。

 

●今後のこと。僕が望むのは、とりあえずは週に最低1度のアニメ出演と月1程度のイベントです。どうやらこのどちらが欠けても僕の精神的充足はないということが最近わかってきたので、バランスよくお仕事が増えてくれたらいいな。お仕事が増えるのはもちろん嬉しいけど、なんか里菜ちゃん、一年次は単位がギリギリだったみたいなことを言っていたので大学の方も頑張ってほしい。まさか里菜ちゃんの口から単位がギリギリみたいな話が出てくるとは思わなかったのでAJの天誅ラジオ公録では衝撃を受けました。ところであの時は公録のために他のステージイベントをいくらか捨ててまで数時間待機してたにも関わらず位置取り運ゲーに敗北して里菜ちゃんの背後約50cmからうなじを見ることしかできない角度で基本的には黒沢ともよちゃんとしか目が合わなかったんだけど実際のところうなじだけじゃなくて脚とか腕とかあらゆる部位をガラスさえ無ければ本当に手が届いてしまいそうな距離で見られたからまあよかったんだけどその一週間前の電撃春の祭典ストブラステージで一番前にいたら里菜ちゃんの季節外れじゃないかってくらい腋の開いた衣装からチラチラッと下着が見えてしまってオイオイそれはマズいでしょ~~と思いながらも目を逸らさないよう努力していたあの時間の“マズさ”には敵わなかったのでAJの公録は結局自分の中では満足度低めで終わったんだけど50cmの距離で1時間弱見放題なイベントで満足できないって冷静に考えると超贅沢な話だ。死にます。身体がよく見えたという理由で好き~好き~ってなってしまったことに関してはしばらく罪悪感を覚えていました。閑話休題。学業とお仕事の両立は昔から普通に出来ていた(もちろん大変な努力をしていた/いるのだろうけれど)ので本当は大丈夫なんだとは思うけれどやはり単位ギリギリって話は少し気になりました。こんなこと自分が心配しても仕方ない。あとは、そういった近況も含めて日高里菜ちゃんのお話をもっと聞きたいので1人で喋るラジオが始まってほしいです。始まった時に僕がそのラジオとどう付き合っていくかはまた今後考えていきたい。また、自分の姿勢として、声優さんの過去のアニメ作品やラジオを聴くのはあまり今のことを考えるのに役に立たないのではないかと思って積極的に掘り返すということをしていないのだけれど、本当にそのままでいいのかというのももう少しじっくり考えてみたほうがいいのかもしれない。具体的にはデビュー作ぐらいは回収しておいた方がいいんじゃないかと悩んでいるところです。小難しいことは抜きにしてりなっくすは一度見てみたいです。

 

 

今年の初めくらいに、自分は日々変化していく日高里菜の、現在、そしてこれからの姿を好きであり続けられるのだろうか、とふと心配になったことがありました。というのもガリレイドンナがあまりしっくり来なかったのが原因ではあったのですが。でも今期の出演作を見ていたらその手の心配は吹き飛びました。ありがとう日高里菜ちゃん。これからも末長く好きでいさせてください。20歳のお誕生日、本当におめでとうございます。