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大戦時に欧州を舞台にした諜報戦における梅田という名前は記憶に引っ掛かってはいたが、こんな背景があったとは全く知らなかった。しかも帰国後は東欧史の泰斗となり、中学生の息子をポーランドに送り出す。その息子が後に連帯幹部になったとはちょっとスケールが違う。元々は駒沢大を出た禅僧でドイツに留学するつもりが何かの拍子でポーランドに留学して、現地雇員として大使館勤務。ソフィアではポーランド人亡命組織と関係を築き、「すごい美人」のポーランド人の恋人がいてとか、怪しい話が満載である。この禅僧の身分は朝日新聞通信員であって、ブルガリアの機密ファイルにも偽装身分を疑われているのだが、朝日は元よりスパイに寛容な社風である。よく分からんのが、一番のポーランド人同志は戦後粛清され、本人も共産主義に同調するところは無かったのに、中学生の息子を共産党政権下のポーランドに留学させ、大学卒業後、連帯に関与し外国人のまま幹部になったという経緯。結局国外追放にはなったらしいが、程なく民主化の波が押し寄せ、息子はポーランドに戻ってワレサの通訳なども務めたという。
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