ライフ【歴史戦 番外編】元慰安婦の映画上映「特に問題ない」 広島大、改善点は認めたが…+(1/2ページ)(2014.6.14 19:18

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【歴史戦 番外編】
元慰安婦の映画上映「特に問題ない」 広島大、改善点は認めたが…

2014.6.14 19:18 (1/2ページ)

 元「慰安婦」が「日本の蛮行」を告発する内容のドキュメンタリー映画が広島大の授業で上映され、受講した学生に議論の時間も与えられなかった問題は産経新聞の報道後、国会でも取り上げられるなど反響を呼んだ。同紙読者からも授業を批判する声が本紙に多数寄せられた。広島大は「授業の進め方に改善すべき点があった」として今後、学生との質疑応答の機会を設けるが、授業自体は「問題はなかった」としている。

 ■「強制連行」の証言、一方的に提示

 「平等性、中立性があるような内容ではない」

 5月23日の衆院内閣委員会で中丸啓議員(日本維新の会)がただしたのに対し、文部科学省の上野通子政務官は「一面的な見解のみを取り上げるのではなく、多様な見解があることを取り上げ考察することは、科学的、批判的な思考力を養うために重要」と指摘した。

 その上で「映画を見せた後、どのような指導をしていくか。特に政治的なものであれば、中立性を保ちつつ子供たちに何を学ばせるかが大切」と答弁。文科省が各大学に「必要な助言」を行う方針を示した。

 この問題は、韓国籍の広島大准教授が4月下旬、「演劇と映画」と題した講義で元「慰安婦」の証言を基にした韓国のドキュメンタリー映画「終わらない戦争」(2008年制作)を上映。授業は「強制連行」の証言を一方的に学生に示しただけだった。

 産経新聞は5月21日付朝刊(東京版)で、「歴史戦第2部 慰安婦問題の原点」の記事として「講義で『日本の蛮行』訴える韓国映画上映 広島大准教授 一方的に『性奴隷あった』」との見出しで報じた。読者からは「文科省はただちに調査すべきだ」「大学側が今後どのような対応をするか注視し、記事にしてほしい」といった意見が本紙に相次いだ。

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