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【芸能・社会】

BENI世界ツアー実現させたい デビュー10周年ベスト盤発売

2014年6月14日 紙面から

将来の夢を語るBENI=東京都内で(五十嵐文人撮影)

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 歌手のBENI(28)が11日にデビュー10周年記念ベスト盤「BEST All Singles &Covers Hits」を発売した。08年に本名の「安良城紅」から「BENI」に改名し、同年から歌手の道一本で歩んできた6年の全シングル曲と、えりすぐりの邦楽の英語カバーを合わせた30曲を収録。BENIは本紙のインタビューで、これまでの10年間を振り返りながら、将来を熱く語った。 (江川悠)

 幼少期を米サンディエゴで過ごしたBENIは、ジャネット・ジャクソンやマドンナにあこがれ、歌手になる夢を抱いた。16歳で大手芸能事務所のオーディションに合格。美しい顔立ちゆえにCMなどに引っ張りだこになり、04年にシングル「Harmony」で念願のCDデビューを果たすも、思い描いていた歌手活動ができなかった。

 「いい経験でしたけど、当時はめちゃくちゃつらかったです。ライブがしたいという夢ばっかりだったので、それ以外のことは考えなかったし、自信もなかったので違和感を感じるようになりました」

 自ら退路を断った。08年8月、100%音楽に向き合える環境を求め、契約満了とともに独立。「BENI」として再出発し、全国のクラブで年間120本のライブをこなすなど、ハードな日々を過ごした。

 「音響が悪かったり、環境は必ずしも良くありませんでしたが、自分で歌詞を書いたり、セルフプロデュースができて楽しかった。『これが私の届けたいメッセージだ』と思いました」

 同年12月に発売した「BENI」第1弾シングル「もう二度と…」が着うたランキングで1位に。同世代の女性の共感を呼び、アルバム「Lovebox」(10年6月発売)で悲願の「オリコン」1位を獲得した。

 ある日のライブで、福山雅治の名曲「桜坂」に英語詞を付け、即興で披露したところ大好評だった。バイリンガルを生かし、12年3月から昨年12月にかけて、3枚の英語詞カバーアルバムを発売。シリーズ合計で100万枚のヒットとなった。

 「新しいファンにも聴いてもらえるようになりましたし、アーティストとしての幅が広がったなと実感できました」

 一流アーティストの仲間入りを果たし、迎えた10周年。その先にどんな夢を抱いているのか。

 「全部英語のアルバムを出して、ワールドツアーを実現させたい。アメリカで言えば、マディソン・スクエア・ガーデン(ニューヨーク)に行きたいですね。日本では初めてのアリーナツアーをやりたい。日本武道館や地元沖縄のコンベンションセンターが大きな目標ですね」

 世界的アーティストを目指し、BENIの新たな挑戦が始まる。

 <BENI(べに)> 1986(昭和61)年3月30日生まれ、沖縄県出身。父がアメリカ人、母が日本人のハーフ。幼少期は沖縄と米国を行き来する生活が続いた。16歳で芸能界入りし、04年6月にシングル「Harmony」でCDデビュー。07年6月に初の単独ライブを開催した。08年、BENIとして再出発。12年発売の英語詞カバーアルバム「COVERS」がオリコン1位を獲得した。

 

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