ホーム > 暮らし・環境 > 食生活・消費生活 > 京都府消費生活安全センター くらしの情報ひろば > 店で買ったごはんに油が浮く
ここから本文です。
Q) コンビニで買ったごはんで、おかゆを作ろうと水を加えたら、油が浮きました。なぜでしょうか。
消費者から相談があった同じ店でごはんを買ってきたところ、やはり油が浮きました。このごはんは1食分が発泡スチロールの容器にパックして販売されているもので、製造所に状況を尋ねるため電話で問い合わせましたが、はっきりした回答は得られませんでした。
そこで、店で販売されているごはんの実態を知るために、試買テストを行いました。
スーパーやコンビニで販売されているごはん8銘柄と持ち帰り弁当店のごはん4銘柄について、ごはんに水を加えて水面に油滴があるかどうかを目視で確認したところ、3銘柄に「明らかに」、1銘柄に「わずかに」油滴が認められました。明らかに油滴が認められた3銘柄はいずれも製造所が他府県で、コンビニで販売されていた商品でした。油の量は、家庭で炊飯用添加剤(はいが油含有食品)を加えて炊飯した場合の3分の1~2分の1程度であり、量的には多いものではありませんでした。
家庭では米と水があればごはんが炊けますが、加工食品としてのごはんは、品質保持のためにpH調整剤を加えたり、作業工程上、器具にごはんが付着するのを防ぐ目的などのためにサラダ油が使用されることがあるようです。食品衛生法では、容器包装した加工食品に添加物の表示を義務づけられていますが、このようなパック詰めの場合は表示の義務はありません。しかし、消費者への商品選択の目安となるように表示が望まれます。
(参考:「食と生活 394号」ほか)
お問い合わせ
府民生活部消費生活安全センター
京都市南区新町通九条下ル 京都テルサ内
電話番号:075-671-0004
ファックス:075-671-0016
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください