中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

星野仙一デーで打線奮起 12安打8得点で大勝

2014年6月14日 紙面から

楽天−ヤクルト 2回裏、楽天・ボウカー(左)に先制ソロを浴びたヤクルト・木谷=コボスタ宮城で

写真

◇楽天8−2ヤクルト

 楽天が12安打8得点で快勝した。2−2の4回に聖沢の1号ソロで勝ち越し、7回は代打小斉の1号2ラン、8回は岡島の2点三塁打などで3点を加えた。辛島が約1カ月ぶりの4勝目。ヤクルトは先発の木谷をはじめ投手陣が崩れた。

     ◇

 コボスタが一体になった。前日の雨でスライド実施された「星野仙一デー」。黄色靱帯(じんたい)骨化症などで入院している闘将の全快を願うイヌワシ打線が、今季2度目の1試合3発を含む12安打8点。平日の予備日開催でも2万人以上が詰め掛けた本拠地に勝利の凱歌(がいか)が響いた。

 「良いところで打ってくれたね。昨年の後半は、こんな感じで打線がつながっていたな、と思いながら見てました」。佐藤監督代行が攻撃陣の爆発に目を細めれば、先制弾のボウカーも「いつも以上に『ひとつ』になって戦おうとしていた」と胸を張った。

 東日本大震災から3年が過ぎた3月11日。スタッフ、選手はそれぞれの思いを色紙に記した。星野監督が選んだ言葉は、「誰かの為に」−。この日の来場者全員に配布されたTシャツには、その文字がプリントされた。一方、ワシ党は全快を願って折った『千一羽鶴』は1万羽を超えた。

 佐藤監督代行は「流れが変わってほしい」と祈りを込めた。この一丸野球を続けることが、逆襲につながる。 (井上学)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ