日本国内にもいよいよ、この種のウィルスが蔓延し始めたようです(下記、引用部分を読んでみてください)。
トレンド社は今年1~3月、国内のPOS端末のウイルス調査を実施したところ、端末内で顧客が入力したクレジットカードの暗証番号を盗むウイルス数件を検出した。
暗証番号はPOS端末に入力されると瞬時に暗号化されるが、このウイルスは入力のタイミングを監視し、暗号化の直前に暗証番号を抜き取るという。盗まれた情報は、攻撃者のサーバーに自動的に送信される仕組みだった。
わかりやすくこの内容を説明すると、お店でクレジットカード払いをしたら、それだけであなたのクレジットカード番号が悪い人たちにバレてしまう可能性がある…ということです。当然、その目的は入手したクレジットカード番号の不正利用や転売になります。
欧米では増加傾向に:
日本ではまだ被害らしき被害は発見されていないみたいですが、アメリカやヨーロッパでは徐々に増加傾向にあるみたいですね。正直、脅威だと思います。
今のところ、国内では顧客情報の流出などの被害は明らかになっていないが、同様のウイルスは欧米で急増しており、世界では今年1~5月だけで昨年1年間(22件)の9倍以上の208件が検出されている。
尚、アメリカで起きた事件についてはこちらをご覧ください。
お店でクレジットカードが使えなくなる:
いやはや、こういったウィルスが一般的になってしまうと、もはやお店でクレジットカードを使えなくなるだけでなく、信用で売買ができるというクレジットカードの仕組みそのものが崩壊してしまうことに繋がりかねませんよね。
未だに古いPOSレジを使ってクレジットカード決済をしているチェーン店(特に中小スーパーマーケット)などは真っ先に狙われてしまうことでしょう。早めに最新式のPOSレジを導入するか、これらのウィルス用の端末開発をするくらいしか防ぐ方法はないと思います。
不正利用されても盗難保険がある:
以上、POSレジの端末にウイルスを仕込み、クレジットカード情報を外部に送信するプログラムが日本国内でも発見される…という話題でした。
ちなみに万が一、あなたのクレジットカードを第三者に不正利用されたとしても、所定の手続きさえ行えばあなたの負担額は0円で済みます(申請期限は有り)。重要なのは毎月きちんと利用明細書を確認し、自分が使って以外の利用がないかどうかを確認することなので、絶対にそれらの作業は怠らないようにしてくださいね。