羽生スマイル、仙台凱旋 プルシェンコ選手も出演
ソチ冬季五輪フィギュアスケート男子金メダリストの羽生結弦選手(ANA、宮城・東北高−早大)が13日、ふるさと仙台のリンクで凱旋(がいせん)公演を行った。五輪後、羽生選手が地元で滑るのは初めて。世界一の演技で約4000人の観客を魅了した。
羽生選手は、仙台市太白区のゼビオアリーナ仙台であったアイスショー「トゥギャザー・オン・アイス」に登場。ソチ五輪のエキシビションでも披露したチャイコフスキーの「白鳥の湖」などを熱演した。
「白鳥の湖」は、羽生選手が東日本大震災からの東北復興を願い、被災後のショーで初めて滑った曲だ。トリプルアクセル(3回転半)やイナバウアーを決めると、会場から拍手と歓声が湧き起こった。
ショーには、2006年のトリノ五輪金メダリストのロシアの「皇帝」エフゲニー・プルシェンコ選手も出演し、新旧王者が並んでファンにあいさつした。
総立ちの観客に羽生選手は「金メダルを取って帰ってきました」と報告。仙台市泉区の会社員高橋みづえさん(35)は「本気の滑りから気持ちが伝わってきた。感動した」と話した。
2014年06月14日土曜日