脳科学者・茂木健一郎氏がTwitterで「ネトウヨ」の定義を説明 「ネトウヨを批判するツイートをした時に、怒って私に反論したり私を罵倒したりされる方々が、まさにネトウヨ」とバッサリ
11日にネトウヨを痛烈に批判した茂木氏だが、茂木氏のもとには、いわゆる「ネトウヨ」から多くの反応が寄せられていたようで、13日に茂木氏は「しかし、ネトウヨ諸君も、しつこいなあ。(笑)。」と呆れ気味のツイートをしている。
しかし、ネトウヨ諸君も、しつこいなあ。(笑)。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2014, 6月 12
そして茂木氏は「ところで、『ネトウヨ』の定義は何かというご質問を複数の方から受けていますが、私が『ネトウヨ』を批判するツイートをした時に、怒って私に反論したり私を罵倒したりされる方々が、まさに『ネトウヨ』だと思います。なぜならご自身で『あっ、自分のことだ』と思っているわけだから。」とツイート。
ところで、「ネトウヨ」の定義は何かというご質問を複数の方から受けていますが、私が「ネトウヨ」を批判するツイートをした時に、怒って私に反論したり私を罵倒したりされる方々が、まさに「ネトウヨ」だと思います。なぜならご自身で「あっ、自分のことだ」と思っているわけだから。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2014, 6月 12
「ネトウヨ」とは本来はネット右翼、つまりネットで右翼的な言動を行うユーザーを指していたが、近年は範囲を拡大して、韓国や中国を執拗に批判する嫌韓・嫌中的なユーザーや、ネット内にとどまらず現実でも排外主義的な行動をしている人間を含めることもあり、定義があいまいな状態だった。
しかし茂木氏はさらに範囲を拡大し、茂木氏の「ネトウヨ」批判に怒る人すべてを「ネトウヨ」と認定した。こちらのツイートも賛否両論を呼んでいる。
ただ、茂木氏は一方的に右寄りのユーザーを批判しているわけではない。たとえばTwitterで右寄りの発言を繰り返す百田尚樹氏については、「百田尚樹さんは価値観が違うけれども、ツイートを見ていると、そのユーモアのセンスは、素敵だと思う」としている。
ユーモアのセンスがあるかどうかは、とても大切な分岐点である。百田尚樹さんは価値観が違うけれども、ツイートを見ていると、そのユーモアのセンスは、素敵だと思う。ユーモアのセンスのかけらも感じられないツイッターは、ちょっとつらい。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2014, 6月 12
百田氏もTwitterで意見を発信しているが、茂木氏の「ネトウヨ」発言に怒っている様子はない。つまり、茂木氏の定義では百田氏は右寄りで茂木氏とは価値観は違うかもしれないが、「ネトウヨ」ではないということになるのだろう。
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