丸亀製麺の「濃厚豆乳豚キムチ冷かけ」がもはや讃岐うどんの範疇を超えている
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北海道東部の中心都市・釧路のB級グルメとして知られている「スパカツ」は、鉄板の上にパスタが盛られ、その上にトンカツとミートソースを乗せたメニューだ。漁師向けの料理として考案されたこともあり、カロリーは見るからに高そうだが、食いしん坊な若者には打ってつけの料理といえるだろう。市内に店を構える「泉屋」が発祥とされる。
たんちょう釧路空港内にあるレストランたんちょうもスパカツが食べられる店として知られているが、2013年4月、学生の街・高田馬場に東京店をオープンさせている。
この界隈は都内屈指のラーメン激戦区として知られており、低価格と味を両立させないと飲食店が生き残るのは難しい。よくそんな場所を東京初上陸地に選んだものだが、意気込みと自信は本物に違いない。道産子が愛するガッツリ系B級グルメはどんな味なのだろう――筆者は現地へ向かった。
店は高田馬場駅から西に300メートルほど進んだ場所にある。土曜日の午後4時過ぎ、しかも雨が本降りにもかかわらず、通りを歩く早稲田大学生の姿は絶えない。
ネットで「店の看板は東京チカラめしっぽいからすぐ分かる」という情報に接していたが――確かに似たデザインだった。経営は「太平洋石炭輸送販売」という釧路の会社で資本的なつながりはないのだが、まったく同じ場所で東京チカラめしが以前営業していたらしい。
筆者が入店したとき客は1人しかいなかった。彼は「週刊モーニング」で連載中の野球漫画「グラゼニ」の主人公・凡田夏之介みたいな風貌だった。
この店ではスパカツを「かつミート」と呼ぶようだ。店員に尋ねたところ釧路でも一番人気だとか。自分が座っている目の前に大きなパネルが掲示してあった。
麺の量は小・並・大・特の4サイズから選べる(もちろん料金は変わる)。食べ残しをしないよう朝食を軽めにしていた筆者は「大」を注文した。
待つこと約12分。女性店員が運んできたのは、鉄板に盛られジュージューと音を立てるアツアツのかつミート。これか! ――ところが彼女はなかなか料理を置こうとしない。おや?と思っている私に、店員は次のように言った。
「恐れ入りますが、跳ねますので紙のエプロンを着用いただけますか?」
店内観察にうつつを抜かし、事前に渡された紙のエプロンには目もくれなかった私。あわてて上着を脱ぎ、Tシャツの上に紙のエプロンをつけた。すると彼女は笑顔で料理をテーブルの上に置いた。
油やソースが跳ねる状態は5分ほど続いただろうか。気づけばエプロンに結構なシミがついていた。いくらエプロンがガードしてくれるとはいえ、おしゃれな格好は避けた方がいいだろう。また隣席まで跳ぶ可能性もあるので、店内が混んでいるときに注文するのは正直躊躇する。頼めば鉄板の換わりに皿で出してくれる。次回からは皿にしよう。
ミートソースはそこそこ濃厚。太めの麺をソースになじませて、フォークに絡ませて食べた。
料理が熱く、客が少ないこともあり超リラックスしていた筆者。いつもの品の悪さが出て、ソバのように音を立てて食べていた。
すると、筆者の数分後に入ってきた女性客が「本当に食べているのか?」と思うほど静かにかつミートを食べ始めた。鉄板よりも顔が赤くなってしまった筆者は、音を立てないよう注意してパスタを平らげた。お一人様だった彼女、雰囲気からすると文学部だろうか......(妄想)。
トンカツの肉の厚みはその店の良心を量る上で重要な要素だが、高得点をあげたくなる量と質だ。これには大満足。
最後に青菜の入ったスープをごくり。少し口を付けた後で思い出したように撮影した。運ばれてきたときのスープの量はもうちょっと多いけど、オマケといった程度。
かつミートの並盛は650円だが、「チキンかつ」だと600円になる。「かつカレースパ」「チキンかつカレースパ」という、ごちゃまぜにもほどがあると言いたくなるメニューもあった。
ほとんど朝飯と昼飯を抜いて臨んだ「かつミート」。軽いめまいがするほど腹を空かせていたが、店内を出るころにはすっかり元気になっていた。
普通のミートソースやナポリタンもあり、14~18時の間は学生優待を実施している。
学生はいいよな、優待があって......と思っていたら、11~15時は週替わりランチをやっていることが判明。並盛り・大盛りどちらでもOKで、野菜サラダとスープ付きで500円。さすがは高田馬場価格。今度はこの時間帯に来店してみたい。
ご当地の美食自慢を写真つきでお待ちしています
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