女川魚市場で新型測定器導入06月13日 19時38分
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女川町の魚市場で水揚げされた魚の放射性セシウムの濃度を検査する新しい測定器が導入され、13日から検査が始まりました。
この測定器は、長さおよそ15メートルのベルトコンベヤーに魚をそのままのせると放射性セシウムの濃度を自動的に測定できるもので、東北大学の研究室が開発しました。
13日は、そのお披露目式が開かれ、はじめに、女川町の須田善明町長が「この測定器の導入で消費者により安心してもらうことで、水産の町の復活につながると信じています」とあいさつしました。
そして、さっそく新しい測定器に水揚げされたばかりの「すずき」が乗せられ検査が始まりました。
これまでの検査では、魚をミキサーで砕いて測定器に入れるため、検査した魚は出荷することができません。
さらに測定時間も新しい測定器では、1つの検体でこれまでの1時間から30秒あまりに短縮でき、より多くの魚が検査できるようになるということです。
女川魚市場の加藤實専務は「以前よりも測定の時間が短縮でき多くの魚を検査できます。主要なさんまを中心に安全な魚を消費者に届けたい」と話していました。