日本プロ野球の中で

「高打率を残しつつ本塁打を打ちながら、点をとり、三振をしなかった打者」　は誰なのでしょうか。



日本プロ野球で４００本塁打を超えた男たちの
打率・本塁打率・打点率並びに、三振率を見て見ます。


*順番は三振しない順

張本　打率0.319　504本　本塁打率19　打点率0.151　三振率0.084
土井　打率0.282　465本　本塁打率18　打点率0.142　三振率0.089
長島　打率0.305　444本　本塁打率18　打点率0.165　三振率0.090

山本　打率0.290　536本　本塁打率15　打点率0.157　三振率0.139
野村　打率0.277　657本　本塁打率16　打点率0.166　三振率0.141
大杉　打率0.287　486本　本塁打率16　打点率0.174　三振率0.143
＊王　打率0.301　868本　本塁打率11　打点率0.183　三振率0.143
落合　打率0.311　510本　本塁打率15　打点率0.169　三振率0.149 

田淵　打率0.260　474本　本塁打率12　打点率0.165　三振率0.165
衣笠　打率0.270　504本　本塁打率19　打点率0.136　三振率0.169
門田　打率0.289　567本　本塁打率16　打点率0.163　三振率0.171
小久　打率0.275　409本　本塁打率17　打点率0.156　三振率0.203
秋山　打率0.270　437本　本塁打率18　打点率0.145　三振率0.214
山崎　打率0.257　403本　本塁打率18　打点率0.149　三振率0.240
清原　打率0.272　525本　本塁打率15　打点率0.162　三振率0.250
ﾛｰｽﾞ　打率0.286　464本　本塁打率14　打点率0.173　三振率0.263





上記のメンツとなります。


ホームランを打ちながら、三振しない　となれば、張本、土井、長嶋の３人が頂点でしょう。
（ただし、この３人は他のメンバーに比べて本塁打、打点の能力が若干弱い。）


ただし、多少三振が増えても良いならば
この３人よりも遥かに本塁打が打て、尚且つ三振もそこまで多くない

山本、野村、大杉、王、落合も十分にアリだと思います。




三振が多くないという基準ですが


三振率0.150未満


ということでいかが？



0.150ということは、10回バットを振ったら
ほぼ１回、多くて２回ということですから。




・・・　つうか


大杉さんって三振多くないじゃん。


巷のイメージ（勝手な印象論）では

「大杉は三振が多い」

とか言われてますが、実際、０．１４３ですから、三振は少ないレベルです。


印象　って怖いですね。



ヤクルト時代の大杉さんなんて
長距離砲だったのに、30本以上が2回だけだったこともあり（？）


中距離バッター


とか言われてるんですから。



過去に検証したこともありますが
ヤクルト時代の大杉さんは中距離なんてバカバカしいレベルではなく
十分、長距離砲だったんですよね。

http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11079106708.html


ま　大杉さんの話はここまでとして・・・




で



一番困るのは
田淵～ローズの８人ですね。


この８人の枠はかなりバラつきがあります。




田淵～もっとも三振を喫したローズまでの８人は


１・・・打率は低いけど、ホームランと打点は取れるが三振が多い
２・・・打率はまずまずで、ホームラン、打点も取れるが、三振は多い
３・・・打率もホームランも打点もそうでもないにも関わらず、三振も多い


こういう集団で固まっています。



トップ３の張本～長島は

打率もよく、ホームランもまずまず、打点もまずまず。三振がほとんど無い

こういう集団です。



飛びぬけた数字はないのだが
かなり安定した数値を残しているのが
張本、土井、長嶋の３人です。



しかし、中間に当たる
山本～落合の５人。


三振率は多少高いが
打率はトップ３に劣らずホームランを放つ力、点を取る力はトップ３よりも上を行く能力を秘めた打者が居並んでいます。





この４００本以上を放った男たちの頂点は
果たして誰か。



要するに

高い打率を残し
本塁打が多く打て
より高いレベルで点を取れ
尚且つ三振しない



一人に絞ると、勿論王貞治で決まりでしょうが

上の条件でくくると

１・・・長嶋
２・・・山本
３・・・野村
４・・・大杉
５・・・王
６・・・落合



もしかしたら
この６人が、日本プロ野球史の頂点に君臨するバッターなのかもしれません。


張本さんは
打率は高く、三振もしませんが、400本を超えた豪打者たちの中では
本塁打と点を取るペースが弱いですね。

土井正博は、プルヒッターなのに異様な三振の少なさは特筆物ですが
打率と本塁打、打点が弱い。（あくまでも400本を超えた打者の中では）



ここを考えたら



長嶋、山本、野村、大杉、王、落合
この６人が頂点ということで間違いないと思います。