サンパウロ市の公立校 図書館完備は12・4%のみ 14/06/13 (10:26)
ポータルサイト「QEdu」が集計した昨年度の学校調査によると、サンパウロ市内の公立校のうち図書館があるのはわずか12・4%であることが分かった。9日付エスタード紙が報じた。
また、理科実験室を備えた学校も10校につき3校しかないことが示された。ブラジル国内で最も教育施設が整っているサンパウロ市であっても公立校では十分な設備が整っていないため、サンパウロ州政府と同市役所は状況を改善するために努力すると発表している。
しかし、幼稚園なども含めると図書館のある公立校の数は9・9%まで減少するという。ブラジル政府は、2020年までにすべての学校で在籍児童1人当たり1冊以上の蔵書を持つ図書館の設置を義務付ける方針を示してきた。
ジャルジン・ノロンニャ区にある第5ジャルジン・ノロンニャ州立校では図書館がなく、代わりに読書ルームが備わっている。とはいえ、本はダンボール箱の中に入っていたり本棚に無造作に並べられているため、利用されていない本も多い。この読書ルームは半分に仕切られており、約30人の児童が学ぶ教室として使用されている。
これは、近くのジョアン・ダ・シルバ州立校が建物の構造上の問題で閉鎖になっためで、昨年7月から児童の受け入れを行ってきたことによる措置だという。教師と児童らによると、読書などの授業はほとんど教室で行われており、読書ルームでは補習授業などが行われる以外には特定のプログラムもなく責任者も常駐していないことが明らかになった。
◆反論
これに対してサンパウロ州教育局は、すべての公立校に書籍や雑誌をそろえた専用ルームがあり、児童の読書のために使用可能となっていると主張している。しかし同局は、図書館の設置に関してはコメントを控えている。
2014年6月12日付
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