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「建築界のノーベル賞」 坂さんに授与6月14日 5時52分
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建築界で最も権威があるとされ、「建築界のノーベル賞」とも呼ばれるプリツカー賞の授賞式がオランダのアムステルダムで行われ、日本人建築家の坂茂さんに賞が授与されました。
プリツカー賞の授賞式は毎年、世界を代表する建築物が会場に選ばれており、ことしは13日、オランダの「アムステルダム国立美術館」で行われました。
授賞式にはオランダの王族や過去の受賞者などが出席し、主催者側が「美しさと実用性、人間性が1つのプロジェクトに共存することを示し、被災地の支援においてもすばらしい建築物が可能なことを証明した」と述べて、坂さんの業績をたたえたのに続いて、坂さんにメダルが手渡されました。
このあと坂さんが受賞スピーチを行い、「この賞は、世界中の人々に愛されるすばらしい建築物を作り続けていくことへの励みになります」と述べました。
坂茂さんはこれまで、フランス北東部のメッスにある大規模な文化施設、「ポンピドー・センター別館」など、世界各地で文化施設や教会などの設計を手がけてきました。
また、日本国内や海外での被災地の支援に精力的に取り組んでおり、東日本大震災では、不足しがちな土地を有効利用するために海上輸送用のコンテナを使った仮設住宅を作ったり、避難所でのプライバシーを守るため紙と布でできた個室を作ったりしました。
プリツカー賞を受賞した日本人建築家はこれまでに丹下健三さんや安藤忠雄さんなどがいて、坂さんが7人目となります。
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