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和製英語の立ち位置が分からない。

和製英語(わせいえいご)とは、日本で作られた英語風の日本語語彙のことである。英語圏では別の言い方をするため意味が通じない、もしくは別の意味でとらえられてしまう場合があり、使用には留意を要する。

和製英語 - Wikipedia


例えば、英語圏の人に、「私はサラリーマン(salary man)です。」といっても伝わりません。


サラリーマン(salary man)は、和製英語だからです。


あくまでも英語風であって、日本語なのです。


意図したように伝えるには、「私はオフィスワーカー(office worker)です。」と言う必要があります。


サラリーマン(salary man)は有名な和製英語なので、知っている人も多いかもしれません。


では、コンセント(consent)はどうでしょう?


これも和製英語です、なので、海外旅行などで英語圏に行きコンセントという単語を使っても通じないということです。


アウトレット(outlet)やソケット(socket)と言えば伝わります。


このように単語によっては、判断が難しく大変ややこしいのではないでしょうか。


和製英語事典

和製英語事典



和製英語の事典です。600項目もとりあげられているとのこと。「そんなに和製英語ってあるのか」って驚いてしまいます。


また、ネット上にもいくつかまとめられているサイトがあります。


Weblio和製英語辞書 - 辞書・百科事典 - Weblio英和和英
和製英語・カタカナ英語辞典


少し話がそれました、では、和製英語の意義について考えてみます。


効率を求めるのであれば、和製英語をなくし、英語圏の人にも通じる英語の単語を正しい発音でそのまま日本で使えば、同じような意味の単語をいくつも覚えなくて済むのでいいような気がします。


今すぐになくすのは現実的に無理でしょうが、徐々になくしていき、将来的に英語圏でも通じる単語に代えていくことはできるでしょう。


先の例だと、「サラリーマン」は使わずに「オフィスワーカー」だけ覚えていれば、1つの単語で日本と英語圏で対応できるということです。


もちろん、日本で「オフィスワーカー」という言葉を広める必要はあります。


また、英語なんて話す予定なんてないし、英語被れなんて嫌だっていう人は旧来から定着している日本語の「会社員」という単語を使えばいいのでしょう。


しかし、和製英語も日本に根付いた文化だとしたら守るべきなのでしょうか。


そもそも文化って?

人間が社会の成員として獲得する振る舞いの複合された総体のこと

文化 - Wikipedia


和製英語は文化と言えるのでしょうか、現時点の私には分からないというのが結論です。


ただ、1つ分かったことは金曜の夜に考えるようなことではないということです。しかも13日。

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