集団的自衛権発動へ新3要件 公明代表「合意目指す」集団的自衛権の行使容認をめぐる与党協議に臨む(左から)公明党の井上幹事長、北側副代表、自民党の高村副総裁、石破幹事長=13日午前、衆院第2議員会館 公明党の山口那津男代表は13日の党参院議員総会で、集団的自衛権をめぐる与党協議について「議論を重ね国民の理解を深め、合意を目指す姿勢で臨んでいきたい」と述べた。従来の慎重姿勢を転換し、行使容認のための憲法解釈変更に歩み寄る姿勢を鮮明にした。これに先立つ安全保障法制の与党協議で、自民党の高村正彦副総裁は、日本への攻撃がなくても他国に対する武力攻撃が発生した場合に自衛権発動を認める新たな3要件の「たたき台」を提示した。 たたき台は「国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される恐れがある」場合に集団的自衛権の限定的な行使を認める内容だ。 【共同通信】
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