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JTF基調講演を聴いてきました。 [セミナー報告]

すでにテリーさん井口さんがブログに書かれているので、私の視点で気づいた点をまとめてみます。

調査結果については、直接報告書をお読みいただくか、来週末に開催されるIJETでの井口さんの報告を聴いてください。報告書は、JTF事務局で販売しています。

今回の基調講演ですが、1)翻訳会社の方からの報告、2)個人翻訳者の方からの報告(井口さん)という二部構成でした。1)の報告に関してもいくつか思うところはありましたが、今回は2)の個人翻訳者の方からの報告(井口さん)を聴いて気づいた点をまとめてみます。

「年収を増やしたければ速度向上より単価改善を狙ったほうがいい(そうした人のほうが年収が多い傾向にある)」と、井口さんご自身もブログに書かれておりますが、日英・英日ともに全体的にレートが下がっている状況で、どのように単価をあげればいいのか、という課題にぶち当たります。その点はおそらくIJETの講演で話されるのだと思いますが、現実と理想の狭間で悶々としている方も多いのではないでしょうか。

レート、労働時間、収入の相関関係、速度で収入が伸びる収入層とそれ以上は速度では伸びきらずに質がないと収入が伸びない、という分岐点がみえました。私はフリーランスになって13年目ですが、私自身の収入の伸び、レート、速度との相関関係をみても、あぁ、ここまでは速度で来たけど、これ以上は質をあげないと上の層にはいけないのか、と納得ができました。今回の調査では、レートに関しては、英日で3円未満から35円以上、収入に関しては、100万未満から2000万円以上、労働時間に関しては、月間労働日数1~5日、26日以上のデータが得られています。ある一定レベルまでは速度をあげることで収入はあがりますが、それ以上は質(レート)をあげないと収入は伸びない、その分岐点(転換点)がみえました。ただ、JTFジャーナルの報告にも記載されているように、中位クラスで「300万円台から400万円台」とのことですので、400万あればいい、というかたもいるでしょう。また、今回の報告を受けて、1000万を目指そう、というのも、英日・日英ともにレートが下がっている状況で、現状からそこまでどうやっていけばいいのか?と頭を悩ます方も多いと思います。

収入1000万円の方の特徴として3つほどあげていらっしゃったので、IJET、翻訳祭などで話があるかも知れません。

今回の調査で、業界の全体像、自分の位置、この先どうすればよいのか、が少しクリアになりました。IJET、翻訳祭でも話されるとのことですので、楽しみです。IJETで見かけたら声をかけてください。よろしくお願いします。

*もっと具体的な話は、リアルで会ったときにでも聞いてみてください。



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