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コンテンツマーケティングとは?~9つのキラーコンテンツアイデア

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コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングとは、ユーザーがサイトを見ただけで購入を決意してしまえるレベルで、サイトコンテンツを構築することです。
まだ来店されてもいない、会ったこともないお客さんが「買ってもいい」「ここで買いたい」と感じるコンテンツであることがポイントとなります。

  • うちを選んでもらうメリットは何か?
  • 信頼感や安心感をどうやって伝えたらいいか?
  • 相性が合うことはどうすれば伝わるか?
  • ファンになってもらうにはどういうことを伝えたらいいか?

これらを満たすコンテンツが「キラーコンテンツ」です。

中小企業のコンテンツマーケティング~9つのキラーコンテンツアイデア

事例集はキラーコンテンツ

事例を公開することほど、まだ見ぬお客さんにあなたの会社のことを理解してもらえるコンテンツはありません。
お客さんが事例から得る印象は、私たちの想像を大きく超えます。
それは仕事のクオリティやセンスなど業務に関することに留まりません。

たくさんの事例を公開することは、たくさんのお客さんが過去に注文したという事実として、会社の健全な歴史を伝えてくれます。
またあらゆる事例を選ばずに公開することは、小さな仕事にも喜んで取り組んでいる姿勢として伝わるかもしれません。
これは、「小さなことにも喜んで対応します!」みたいな広告の宣伝文句では決して伝わらないことです。
そして定期的に更新していることが、仕事に真面目に取り組んでいる姿勢として理解してもらえるかもしれません。

一つ一つ事例コンテンツは、真似をすることが不可能な、まさにオンリーワンなキラーコンテンツと言えます。

商品やサービス紹介は自分の言葉で

以前私は自分の会社のホームページで、どこよりも詳しく、そしてどこよりもたくさんの商品紹介を掲載するという方針をとっていました。
その作戦は当たり、小売店にすぎない私たちにお客さんがメーカーだと勘違いして問い合わせてくるようなことも頻繁にあり、メーカーとの直取引ができない小規模な同業者に卸していたこともありました。
その後改良を加えながら行き着いたのが、自分の言葉でコンテンツを作るというやり方でした。
機械的にコンテンツを量産するよりも、自分やスタッフがその商品をどう感じるか?というようなことを書くようにしていきました。

すると今度は、紹介した商品の指名買いや、特定のスタッフに担当になってほしいというような依頼が来るようになりました。
相見積もりや値切られることが減ったり商談の時間が短くなったりといった変化も、コンテンツを自分の言葉で作り出してから起こったように思います。

一歩進めた独自の商品レビューコンテンツ

最近では自分でその商品を個人的に使ってみた感想をレビューする人が増えています。
例えばインテリア業界には、自分の家を実験台にするすごい人がいました。
自分が「最高だ」と思うインテリアコーディネートを自分の家に施し、それを制作過程を実況レビューするのです。
また、私のお客さんにも、自分が建てた家に住み、モデルハウスのように使っている人もいます。
「値段なんて関係なくその人に頼みたい」というような強力な固定ファンはきっとそういうところからうまれるのだろうな、と想像ができます。
お金がかかるので真似されにくいこともメリットの一つだと思います。

そこまでとはいかなくても、たとえばショールームに展示してある設備を、カタログ写真にはないようなアングルで撮影したり、自分の言葉でレビューしてみたりすることは可能です。
また、メーカーのショールームに通って、プロが自分のために選ぶというような視点でレビューするのも、ユーザーにとっては興味深いコンテンツになると思います。

お客様の声を公開するというコンテンツ

今日お客さんに喜んで頂いたことは、企業にとっての貴重な資産です。
でも良い印象をもっていただいたお客さんも、時間が経てばその感動の記憶は徐々に薄れていくものだと思います。
そんな貴重な資産が失わていく前に、ぜひお客さんに感想をもらってください。

お客さんの感想をもらったことがない人は、まずアンケート用紙を用意しください。
「私たちはお客様の問題解決に真剣に取り組んでいます。今回はご満足いただけましたでしょうか?」
「お客さまの感想が次の困っている方の問題解決につながるための最善の方法だと考えています。ぜひご協力よろしくお願いします!」
用紙には、このように率直に書けばいいと思います。
すでにほかのお客さんから感想をもらっている場合は、それをサンプルとしてつけるのもいいと思います。
私のクライアントのみなさんも、ほとんどのお客さんから好意的な感想文を頂いています。
中には改善点を指摘してくださるお客さんもいますが、それもリアリティの表現なのでOKです。

あと、もう一つポイントとしては、お客様の声はできれば写真付きで掲載させてもらいたいものです。
ビジュアルがあるのとないのとでは、見た人に与えるインパクトが大きく違います。

自社の個性を表現するブログ日記というコンテンツ

イヤイヤ書く営業日報は、書く方にとっても読む方にとっても、気が重くなるだけであまりメリットはありません。
でも、もし日々の仕事の様子をブログで公開するのなら、それは全員にとってメリットとなって帰ってきます。

例えば、毎日現場を清掃してから帰るという決まりがあるなら、ブログには必然的にそのことが書かれると思います。
また、お客さんの欲しがっているものを仕入れるために走り回ったことや、雨が降ってきたから資材をシートで覆ったことや、ヘビースモーカーなのに現場では絶対にたばこを吸わないことなど…、
これまでは社内での会話や営業日報を通じた社長との交換日記に留まっていたようなことも、立派なコンテンツになる可能性を秘めています。

ミスをしたときにどういう対応をしたか?
材料が予定通り届かなかったときにどうしたか?
クレームがあった時にどういう対応をしたか?など
それぞれはさして取り上げるまでもない事柄でも、それらが積み重なるとその会社の印象となっていきます。
たかがブログ、されどブログというわけです。
実際、そういうソフトなことを宣伝で伝えようとするのは大変です。
広告に「真面目な会社です!」などと連呼しても、今どき「ああそうか、ここは真面目か」などと思ってもらえるはずもありません。

先に述べた商品説明や事例集にしてもそうですが、日々積み重ねられるそれらのコンテンツからお客さんが受け取るイメージは、私たちの想像を超えます。
そういうコンテンツはお客さんとの間にある壁を取り払ってくれ、いつもの営業トークを不要にすらしてくれるかもしれません。

趣味ブログも大事なコンテンツ

「趣味のことを商売のブログに書くなんて時間の無駄」と考える人もいます。
でも私は必ずしもそうは思いません。
高額商品の購入を検討しているお客さんが欲しがっている情報は、商品の情報だけではないと思います。
販売する人の人柄など、普通の広告宣伝を通してではなかなか得ることができない情報をユーザーは強く欲しています。

ブログなどに綴る趣味の話は、仕事のコラムだけでは伝えきれないことをお客さんへ伝えてくれます。
「大きな会社の事務的な人よりも、その仕事に命をかけているような個人に頼みたい…」
最近では、こう考える人がかつてないほどに増えているような気がします。

そういう意味で、いまはどんどん「個人」の時代になっていっていて、そういう風潮は中小企業にとっては追い風だと思います。
思い切り個性的にいきましょう。

コラムの執筆を通して知識や自分の考え方などを伝える

一般的には、コンテンツマーケティングとは「コラムを書く」というようなことを指していると思います。
そのコラムは単なるブログ日記ではなく、ユーザーのためになるコラムです。

最近ではコラムの執筆に注力し、SEO対策をやらないというウェブマーケッターもとくにアフィリエイト業界にたくさんいます。
それはSNSの普及などによって、必ずしもSEO対策が必要でなくなったからです。
世の中のためになるコラムは、ツイッターやフェイスブックなどを通じて口コミとして拡散し、それが結果的にSEO対策にもなってしまうというわけです。
(これがこのマニュアルでものちに開設する「コンテンツSEO」です)

日々検索結果を観察していると、Googleはユーザーの人気を獲得しているそういうページを積極的に上位表示させていることが分かります。
もしあなたが文章が上手だったり、仕事について語りたいことが尽きないというタイプなら、コラムの執筆が向いているかもしれません。

社内最高の接客をコンテンツに変える

自分や優秀な営業スタッフの商談を客観的に観察していると、商談がおおまかにパターン化されているということが分かります。
そしてお客さんが抱く疑問の種類も無限ではありません。

  • 価格のことを知りたい、
  • サービスの内容について知りたい、
  • クオリティについて知りたい、
  • 担当者の人柄について知りたい、

これらの疑問を解決しているいつものその商談は、それ自体がとても魅力的なコンテンツになりえます。

表現方法はブログでも施工事例でもQ&Aなど、またツールはホームページやブログに限らず、ツイッターやフェイスブックなど自分に合ったものでよいと思います。
いつも接客で話している内容や雰囲気を再現できれば、自分の代わりにコンテンツが「商談」をしてくれるようになります。

ホームページに社内の英知を結集させる

世の中の会社案内的なホームページの多くには血が通っていません。
それに対して、まるで社長やメンバーが目の前で話しているようなホームページは強力です。
私の知り合いに、業界に対する叱咤激励みたいなメッセージで埋め尽くされたブログを書いている社長がいます。
好き嫌いが分かれる個性的なブログですが、実際それを読んで信頼してくれるお客さんでお店は繁盛しています。
もちろんそれを読んで引いてしまう人もいるとは思いますが、結果を見れば賛否両論でOKということのようです。

さて、でもこれをもうすこし進化させると、その賛否両論の「賛」を増やすことができます。
それは社内の英知を結集するという方法で可能になります。
社内にはいろいろなタイプの人がいるはずです。
お客さんの中には、熱意の部分に共感して買ってくれる方もいるし、商品についての独自の解説に納得して買ってくれる方もいます。
それはお客さんによって微妙に違うと思いますが、メンバーの数だけバリエーションが広がるというわけです。

メンバーひとりひとりが経験してきた歴史は、会社の貴重な財産です。
「今日はこんな悩みをもったお客さんが来られたけど、誰々がこんな方法で解決することができた」
「今日はお客さんからこんなクレームを頂いてしまったけど、誰々がこんな方法で解決して、結果的に喜んでいただくことができた」
このようなエピソードは山ほどあるのではないでしょうか?
これらのエピソードの一つ一つが、そしてメンバーそれぞれの個性が、未来のお客さんとそれぞれつながるわけです。
ありきたりの宣伝とは違い、自分の言葉で表現した個性的なコンテンツは、長きにわたってお客さんを惹きつけ続けてくれる貴重な資産となります。
どうせやるのなら、思い切って全員でオープンにすることをお勧めします。

 

 


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