物理的に参加できないので、せめてブログ上から参加しようと、「京太郎と咲の関係。そして彼の今後は・・」の考察に続き、
今回は久さんの名前呼びの項目について考えてみようと思います。
第123局で部長を最後に呼んでいるのは福路キャプテンです。 呼び捨てには躊躇ある人だったのですが部長の強制で名前呼びになっています。 |
久と美穂子との仲を応援するファンにとっては、この確定は歓喜と妄想が噴出する朗報でした。
もちろん突然そうなったわけでなく、久は合宿で加治木ゆみと下の名前で呼び合う仲になるくらいですから、美穂子に名前呼びをさせるのは当然至極の流れといえます。
しかしそこには、立先生による、もうひとつの思惑があったのではないだろうか。
それは風評被害の瓦解。
風越のキャプテンといえば「上埜さん」ネタです。
ストーカーのような妄想恋愛日記を書き綴り、ヤンデレ気味に「上埜さん」を連呼して、一時期は病院から抜け出したとまで言われる始末の彼女。
しかし今回、久と美穂子が親密になることで、一方的な妄言がネタにならなくなり、
下の名で呼ぶことで「上埜さん」ネタが使えなくなったわけです。
同様の事が阿知賀編でも行われています。
それが憧ちゃんです。
男遊びな素振りなど見せたことも無いのに、勝手な思いつきでネタにしたものが悪ノリを重ねて連鎖的に一気に広まり、いつしか援交キャラが定着してしまった。
そのイメージを払拭するかの如く、こんな一場面が描かれています。
男子に不慣れで焦る一面を見せることで、
援交ネタは未だ残るものの、以降は下火になってゆきました。
どちらも公式設定化を加筆することで、キャラの歪んだ独り歩きを修正しているわけです。
思い返せば、穏乃が準決勝になってから制服を着用したのも、当初にあったジャージ不人気やサル呼ばわりからのテコ入れだったのかもしれませんね。
ネタをネタとして楽しむのはアリだと思います。休載続きの中でそれくらいの遊びの幅が無ければ廃れてしまいますから。
ただ、ネタが膨脹を続け暴走したり、キャラクター性があらぬ方向に捻じ曲げられ、それらが定着してゆくのは、設定厨の立先生からすれば、そこは是正したかったのでしょう。
もちろんファンによるネタですから、ネタにマジレスすれば「いいから本編描けよ」と突っ込まれるのがオチです。
だから本編にて自然な形で新たな設定を加えることで、私達に「違うんだよ」とメッセージを送ったのかもしれません。
いずれにせよ、行き過ぎた風評被害は今後も作品中で軌道修正されてゆくものだと思われます。
というわけで、
次は決勝でマタンゴさんが大活躍する予感!w
逆に言えば、立先生が風評と反するものを描いてくれるわけですから・・・
小学生の慕ちゃんがリチャードソンとラッキースケベな展開なんてあるわけないだろ!という風評を定着させれば・・・ゴクリ