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生麦小が創立90周年

記念日の6月14日に式典
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 横浜市立生麦小学校(嶋田勝校長/全校児童409人)が6月14日、創立90周年を迎える。1924年の同日、神奈川県橘郡生麦尋常小学校として誕生してから90年。創立記念日となる14日には、卒業生や地域住民ら関係者による記念式典・祝賀会が開かれる。

 生麦小の前身は、日本に学制が布かれた翌年の1873年、地区内にある正泉寺に「生麦学舎」が置かれたのが始まりだ。75年に「生麦学校」、87年に「生麦尋常小学校」と校名を変更したのち、94年に旧花月園競輪場付近に建てられた「尋常高等生見尾小学校」に周辺の学校が統合。1921年には「尋常高等鶴見小学校」に名称が変わり、「生麦」の文字が完全になくなる時期もあった。

 現在の地に校舎が建ったのは、1924年6月のことだった。

地域と歴史刻む

 卒業生は記録のある限りで1万1569人。学校によると、3世代で通う人も多く、前身時代も含めると、4世代も可能性があるという。

 嶋田校長は、「地元に残っている人も多数いて、つながりがある。ともに歩んだ90年」と地域に感謝する。現在でも、地域住民が児童のためにと開く「子どもフェスティバル」のほか、町内会の盆踊りやお祭りなどに児童の金管バンドが出演するなど、数多くの交流が進められている。

疎開先へ感謝

 今回、90周年を迎えるにあたり、記念事業の目玉の一つとなるのが、「中井村学童疎開プロジェクト」。今年に入りスタートした同企画は実行委員ら地域住民が立ち上げ、第二次大戦中に疎開を体験した同校卒業生と協力。疎開先への感謝を行うとともに、その記憶を映像化するというものだ。

 記念式典当日には、当時の疎開先である足柄上郡中井村の6寺院のうち、都合のついた5寺院から住職ら6人が出席。卒業生から感謝状が贈られる。映像は、ダイジェスト版として上映され、今後児童の学習教材としても活用されるという。映像化について嶋田校長は「歴史を知る大きな財産。より良い活用法を考えたい」と話す。

 そのほか、卒業生の一人で作詞家の阿木燿子さんによる講演も予定されている。

在校生もお祝い

 在校児童も90周年にあたり、お祝いの歌の作詞や、校庭の的当てのデザイン作成などを実施した。前日の13日には、子どもだけの式典も開催。多くの卒業生や関係者、在校児童らによって、生麦小90歳の誕生日が祝われる。

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