他人の銀行口座からインターネットバンキングで別の口座に不正送金された現金をATMで引き出したとして、大阪府警サイバー犯罪対策課は16日までに、いずれも中国籍の無職、張宏浜容疑者(26)=住所不定=とアルバイト、陳展施容疑者(26)=大阪市浪速区=を窃盗容疑で逮捕した。府警によると、2人は「全く身に覚えがない」と否認している。
事件では、コンビニのATMで現金を引き出した「出し子」の中国人3人が既に逮捕、窃盗罪で起訴されている。府警によると、張容疑者は出し子への指示役で、陳容疑者は不正に入手したキャッシュカードを出し子に渡していた。府警はさらに上位の指示役がいるとみて捜査を進めている。
両容疑者の逮捕容疑は昨年12月25日、出し子の中国人3人と共謀し、大阪市生野区のコンビニATMで、他人名義の口座のキャッシュカードを使い現金50万円を引き出した疑い。現金はインターネットバンキングで不正アクセスされた広島県の70代男性の口座から送金されていた。
インターネットバンキング、ATM、窃盗容疑