鳥居達也
2014年2月27日03時00分
糸島市に化石燃料や原発に頼らない地域循環型の自然エネルギー社会を作り、全国や世界に発信、普及させたい。そんな夢を託したプロジェクトが近く本格始動する。「いとしま電力総合研究所」代表理事の吉本龍一さん(36)=福岡市西区=が、全国の支援者から資金を調達。糸島市内に研究所を設立し、3月をめどに活動を始める。
吉本さんは東京でファイナンシャルプランナーや人材教育などの仕事に携わっていたが、2011年3月の東日本大震災を機に自然エネルギー普及の必要性を痛感し、同年末、ほとんど縁のなかった福岡に家族と共に移住した。たまたま下見に訪れて自然や食べ物などが豊かな糸島に「一目ぼれ」したという。
資金集めに当たって吉本さんは、目標金額と募集期間を決め、インターネットを通じて不特定多数の支援者から資金を集めるクラウドファンディングという方法を選択。200万円を目標に昨年末、募金を始めたところ、50日間で全国182人から計約218万円の調達が実現した。
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朝日新聞社会部
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