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 他人の住民票を使って携帯電話をだまし取ったとして、福岡県警は12日、いずれも中国籍で福岡市早良区の会社員曽雪剛(37)、建設作業員李坤(23)=銃刀法違反罪などで起訴=の両容疑者を詐欺などの疑いで再逮捕したと発表した。曽容疑者は「現場にいただけ」と容疑を否認、李容疑者は認めているという。

 発表によると、2人は3月4日、同区の携帯電話販売店で、別の中国人の住民票やキャッシュカードを使って携帯電話2台(販売価格約13万円)を契約し、だまし取った疑い。曽容疑者は、同様の手口で別の家電量販店から電話2台(同約17万円)をだまし取った疑いも持たれている。携帯電話の一部は転売していた。

 2人は帰国直前の中国人から住民票などを譲り受けていた。2人は計20台の電話やタブレット端末を別人名義で契約しており、県警が余罪を調べている。