関西国際空港に覚醒剤約2.7キロ(末端価格約1億9270万円)を密輸したとして、大阪府警関西空港署は11日までに、中国籍の女で自称警備員、何麗嫺容疑者(31)を覚せい剤取締法違反などの疑いで逮捕した。
逮捕容疑は5月21日、香港国際空港で透明ポリ袋に入れた覚醒剤を二重底にしたスーツケースに隠して荷物として預けて搭乗、関空に密輸した疑い。
同署によると、何容疑者は香港で出会った男に覚醒剤を運ぶ仕事を持ちかけられ、大阪と東京の指定場所で相手の男に渡すよう指示されていた。報酬として約90万円を受け取っていたという。税関職員が何容疑者の不審な動作に気付き、エックス線検査で発見した。
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