【動画】ＪＲ平塚駅近くに「ふくろうカフェ」オープン＝足立朋子撮影

写真・図版モリフクロウとオーナーの矢野さん＝平塚市宮の前のカフェ「ふくろうの森」

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　ＪＲ平塚駅北口近くに、フクロウなどの猛禽（もうきん）類と触れ合えるカフェ「ふくろうの森」がオープンした。藤沢市で繁殖を手がける矢野正雄さん（６２）が、愛好家のすそ野を広げたいと一念発起。繁華街に突如登場した愛らしい鳥たちに、多くの人が足を止めている。

　もともとタクシー運転手だった矢野さんは趣味のタカ好きが高じ、４年ほど前に猛禽類の繁殖・販売業に転身。「気軽に見に来てもらえる場所を」と、平塚駅近くの商店街に手頃な空き店舗を見つけた。

　２０席ほどの店内では、止まり木にフクロウなど１５羽ほどが行儀良く並ぶ。お客さんはコーヒーなどを飲みながら、ふわふわした頭をなでたり、腕に止まらせたりできる。

　フクロウは矢野さんが孵卵（ふらん）器でかえし、ヒナから育てたものが中心。いまは春の出産ラッシュで生まれた１～２カ月の幼鳥が多い。自身も熱烈な猛禽ファンの店員、大場薫さん（２２）は「フクロウが人なつっこく、こんなに近くで触れて、癒やされて、夢のよう」と話す。

　営業は正午～午後７時。１時間１ドリンク付きで１０８０円。月曜定休。飼育や販売の相談も受ける。問い合わせは同店（０４６３・７４・６０４２）へ。（足立朋子）