韓国沈没船オーナーの宗教施設に強制捜査

2014年06月12日 15:15 発信地:ソウル/韓国

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×韓国・安城(Anseong)で、沈没した旅客船セウォル(Sewol)号運航会社の事実上のオーナー、兪炳彦(ユ・ビョンオン、Yoo Byung-Eun)容疑者率いる宗教団体の施設を強制捜査する警察と、集まった信者たち(2014年6月11日撮影)。(c)AFP/Ed Jones

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【6月12日 AFP】韓国の警察当局は12日、旅客船セウォル(Sewol)号の沈没事故をめぐって指名手配中の運航会社「清海鎮海運(Chonghaejin Marine)」の事実上のオーナー、兪炳彦(ユ・ビョンオン、Yoo Byung-Eun)容疑者が率いる宗教団体の施設に2日連続で強制捜査に入った。

 兪容疑者はセウォル号の事故責任について捜査対象となっているが、逃亡を続けており、今回の強制捜査は同容疑者の所在を突き止める捜査の一環。この日は捜査官3600人が、首都ソウル(Seoul)から南に約80キロ離れた安城(Anseong)で、広大な敷地内にある宗教団体の礼拝所や農場などを捜査した。

 11日の捜査には警官6000人が投入され、兪容疑者の逃亡を手助けした疑いで宗教団体の関係者5人が身柄を拘束された。

 国外に逃亡した可能性も報じられる中、警察は5月にもこの宗教団体施設を捜索しているが、兪容疑者の所在はつかめなかった。当局は逮捕につながる情報に5億ウォン(約5000万円)の懸賞金をかけて行方を追っている。(c)AFP

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