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【社会】

福島第1原発沿岸、南側が高濃度 海底土のセシウム

2014年6月13日 21時04分

 原子力規制庁は13日、東京電力福島第1原発の沖合約千平方キロの範囲で、海底土の放射性セシウム濃度を調べた結果を発表した。原発の沖合数キロの沿岸部では、北側に比べて南側で濃度が高い傾向があった。

 規制庁は「福島県沿岸では海流が北から南に向かっている場合が多く、汚染された海水や土が海流で南に運ばれたことが原因の可能性がある」としている。

 調査は船から放射線測定器をつり下げ、海底のセシウムから出るガンマ線を測定。800キロ航行し、海底表層のセシウム濃度分布を確認した。

 第1原発の北では海底土1キログラム当たり数十ベクレルが多かったが、南は数百ベクレルに上った。

(共同)
 

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