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日韓併合は失敗だった

予想どおり「民度が低い」に反応して騒ぐ手合いがいるので、今週のメルマガから引用しておこう。韓国の民度が低いのは、日本にも責任がある。
日韓併合は日清戦争以来の日本の朝鮮支配を条約で追認したもので、これによって日本が韓国を「侵略」したわけではない。むしろ伊藤博文は併合に消極的でしたが、清が満州の帰属をめぐって日本と争う姿勢を強めたため、朝鮮半島を切り離して日本の領土にしました。これは伊藤としては、満韓一体の支配を求める軍部の強硬派との妥協でした。

韓国の国内でも、それに対する反対より賛成のほうが多かった。日本の支配を拒絶することは清の支配を受け入れることであり、没落する清の傘下に入るより発展している日本のほうがいいことは明らかだったからです。独立運動もありましたが、今の北朝鮮のように餓死が出ていた大韓帝国が独立できる条件はなかった。伊藤を暗殺した安重根が「独立運動の闘士」なんて嘘で、彼は単独行動のテロリストでした。

結果的には、伊藤は強硬派にひきずられるように日韓併合を実質的に承認し、1909年に暗殺されてしまう。それをきっかけにして正式に併合したのが1910年の日韓併合条約でしたが、韓国人のいうのとは違う意味でこれは失敗でした。

植民地支配が経済発展の源泉になったのは18世紀のイギリスまでで、その後の植民地支配は戦争や内乱を引き起こし、それを統治するために莫大な軍事力を必要とし、結果的には採算が合わない。イギリスでさえ、インドを自国の領土にするあからさまな植民地支配はしなかった。
あとはメルマガで読んでほしいが、ローマ帝国以来、植民地支配というのは、形式的には各国を自治領として国家の独立性を認め、税だけ徴収する間接支配が普通だった。それを直轄支配すると、財政負担が大きくなって国家が破綻するからだ。ところが日本は朝鮮を直轄支配してインフラ投資ををし、大赤字になった。

要するに植民地経営を知らない日本が必要のない直轄支配をしたため、文化的には日本の先輩だと思っていた朝鮮民族の誇りが傷つき、それを戦後の軍事政権が政治利用したのだ。利用される韓国人の民度も低いが、もっと程度が低いのは、彼らのルサンチマンをあおる朝日新聞などの日本のマスコミである。

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