次回放送

2014年6月13日 (金)
「辞書にないことばを創ろう」 東京都杉並区立松庵小学校

金田一秀穂 (日本語学者)

1953年東京都生まれの日本語学者。祖父・京助、父・春彦ともに有名な日本語の研究者という名門一家に生まれ育った金田一さん。30歳のとき、教師として海外で日本語を教えて以来、金田一さん自身も日本語研究の道へ進みます。現在、日本の大学で外国人に日本語を教えているほか、辞書の監修や日本語に関する出版物の執筆、ことばをテーマにしたテレビ番組の解説を多く担当するなど、幅広く活躍。“国語の神様”の愛称でも親しまれています。

みどころ

 今回の授業のテーマは、“ことばを創ること”。
 まず、最初に取り組むのは“ヘンな名前のモノの改名”。例えば、ふだん何気なく使っていた「筆箱」ということば。筆が入っていないのに「筆箱」という、現状には合っていない名前がついています。モノに合ったふさわしい名前をつけようと、みんなでアイデアを出しながら考える子どもたち。すぐにでも使えることばを目指し、新たな名前を創っていきます。
 二日目に金田一さんが出した課題は“自分の感情を新しいことばにすること”。それぞれに「うれしかった」「悲しかった」といった既成のことばだけでは表現しきれない気持ちがあるはずです。それを一人一人が思い出し、そのときの気持ちにピッタリあったことばを創ることに挑戦します。子どもたちは金田一さんに相談しながら、辞書には載っていない自分だけのことばを創っていきます。
 さて、それぞれ、どんなことばを創り出すのでしょうか?