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【大リーグ】

ダルビッシュ、74試合目の初完封 チームの連敗も4で止めた

2014年6月13日 紙面から

◇レンジャーズ6−0マーリンズ

 メジャー74試合目の先発で初めて取った27個目のアウトは、78マイル(約126キロ)のハードカーブで空振り三振。その瞬間、ダルビッシュは「YEAH!!」と叫び、右腕を大きく振ってグラブをたたいた。

 「いつかはするだろうと思っていたし、でもまあ、できてよかった」。メジャー初の完投&完封を、ダルビッシュはひょうひょうと語った。

 尻上がりだった。「最初は全体的に制球が良くなかった」と振り返ったように、1、2回は先頭を四球で歩かせた。だが、二塁を踏ませたのは1回のみ。カットボールとツーシームを主体に組み立て、走者を置いて12打数無安打にピシャリ。特に、ツーシームで3併殺を奪ったのが光った。

 8回で球数が107に達し、ダルビッシュはその時点で降板だと思ったという。だが、「失点するまでは投げさせようと思った」とワシントン監督。ダルビッシュも「(9回に)もう一回スタントンと対戦したかった。いい打者だし、なかなか対戦する機会がないので」と、メジャー屈指の大砲との対決を楽しむ強心臓ぶりも見せた。

◆球団歴代2位に

 これでチームの連敗を4でストップし、マーリンズが2年越しで継続していたメジャータイ記録の交流戦13連勝も止めた。また、10奪三振で通算24度目の1試合2桁奪三振は、球団歴代2位タイに浮上。米スポーツサイトのファンサイディッドは「スーパーヒーローの次回登板が待ち切れない。レンジャーズファンは(ダルビッシュが登板する)5日ごとがクリスマスだ」と報じた。

 完封達成後の気持ちは「早く帰りたかった」とダルビッシュはニッコリ。2時間37分の濃密な試合時間で、エースの全てを出し切った。(アーリントン大城和美)

 

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