日本ハム−巨人 3回表1死一塁、左中間に先制の適時二塁打を放つ坂本=札幌ドームで(市川和宏撮影)
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◇巨人11−2日本ハム
巨人が2度目の4連勝で貯金を今季最多の9とした。1−1の4回に亀井の勝ち越し二塁打などで2点を奪い、5回は片岡のソロで加点するなど16安打11得点だった。2番手の青木が今季初勝利。日本ハムの浦野は4失点でプロ初黒星。
自慢の重量打線が復活だ。日本ハム投手陣をめった打ちにし、16安打で11得点の大勝。5月7日以来の2桁得点をマークし、原監督は「いい点の取り方をしてくれた。躍動感のあるゲームだったと思う」とうなずいた。
役者がそろえば強い。チームの中心を担う坂本、村田、阿部、長野の4人で計8安打。指揮官は「慎之助が非常にいい状態に戻ってきたのが大きい。(安打の出る間隔が)3分の1拍子から4分の1拍子になってきたかな」と独特の言い回しで喜んだ。
一時は球団ワーストの19試合連続1桁安打と湿り続けたが、完全に底は脱した。先制打を含む3安打で5月5日以来の猛打賞を記録した坂本は「久しぶりに思い切ったバッティングができた」と声を弾ませた。
日本ハム戦は4戦全勝で、交流戦とセ・リーグの首位をキープ。「今日に関してはいろんな意味で想定通りだった」と指揮官。いよいよ大本命が波に乗ってきた。 (野畑圭司)
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