Dan Vergano
for National Geographic News
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June 13, 2014
地球の近くには絶えず小惑星が高速で飛び交っているが、“ビースト”(The Beast:獣)ほど強い印象を与えるものは多くない。この小惑星は約1週間前、地球の近くを通過した。
今回NASAが公開したレーダー観測画像で、小惑星2014 HQ124(ビーストの正式名称)の隠れた外観が明らかになった。これらの画像は6月8日、地球に最接近したときに撮影されたものだ。ジャガイモのような形の小惑星で、大きさは少なくとも375メートル、ゆっくり回転しながら地球から125万キロ以内の位置を通過する様子が示されている。地球から月までの距離の3倍より少し遠いところにあたる。
「これは2個の天体がくびれた1個の小惑星を形作っている二重天体、あるいは“接触連星”かもしれない」とカリフォルニア州にあるNASAジェット推進研究所(JPL)のランス・ベナー(Lance ・・・