先週いよいよ梅雨入りした関東。ぐずついた天気が続きますが、筆者にとっては毎年待ち遠しい季節です。というのも、この時期お店には“梅”が並ぶから!さぁ今年も梅酒作るぞ~。

ところで、自家製の梅酒は半年ほどじっくり漬けて作るのですが、最近は“1週間”でできるレシピが注目されているとか。せっかち代表の筆者、こんなにありがたい話を見逃す手はありません。その“超時短”梅酒作りのワークショップが開催されると聞き、参加してみることにしました。

自家製梅酒に革命か…!?
自家製梅酒に革命か…!?

ワークショップは6月6日に「梅酒ダイニング明星」(東京都新宿区)で開催され、10名ほどの参加者が集まりました。講師は“梅酒ソムリエ”こと金谷優さん。まずは梅に関する知識や漬け込み方のコツなどを教わります。

金谷さんは何でも知ってる梅酒博士!
金谷さんは何でも知ってる梅酒博士!

今回の“超時短”梅酒作りのポイントは、「冷凍梅」「ブランデー」。洗ってヘタを取った梅を予め凍らせておくことで、梅の組織が破壊されてエキスが出やすくなるそうです。

凍らせた梅を使うと早く作れるそう。初めて知りました!
凍らせた梅を使うと早く作れるそう。初めて知りました!

また、香り高いブランデーで漬け込むことで、1週間という早いタイミングで飲みごろになるのだとか。ブランデーには“オトナの男”のイメージしかなかったので、これまたビックリです!

さあ、お待ちかねの MY 梅酒作り。消毒した保存瓶の中に140gの冷凍梅とブランデーを250ml入れていきます。なお今回はサントリーのブランデー「V.O」を使用しました。

梅を量って~
梅を量って~

ブランデーを注いで~
ブランデーを注いで~

はい、以上!
はい、以上!

材料を入れたらフタをしっかりと閉めて、はい、後は待つだけ~!簡単なのはともかく、気づきました?そう“氷砂糖”がいらないんです!

果実酒を作ったことのある方はご存じかと思いますが、無味無臭のホワイトリカーを使用する場合、氷砂糖は必須。この調整がなかなかネックで、できるまでどんな甘さになるか分かりません。

一方香りが強いブランデーで漬ける場合は、氷砂糖は無くても OK。さらに蒸留酒のブランデーは糖質が低いので、ヘルシーな梅酒が作れちゃうのです!

とはいえ、甘くないブランデー梅酒は一体どんな味がするのでしょう…?そわそわしながら待つこと1週間、できたてをさっそく飲んでみることに。

ちょぴり濁ってます
ちょぴり濁ってます

これは…今まで飲んでいた梅酒とまったく違う!芳醇なブランデーに爽やかな梅の香りと酸味が全力で溶け込んで、見事にマッチしています。ブランデー独特のツンとくる刺激もまろやかになっていて飲みやすく、たった1週間とは思えない深い味わいになりました。

一般的な梅酒よりは酸味が強いので、甘さが欲しいときにはぜひ“ハチミツ”を。よ~く溶かしたあと炭酸水で割ると、ジュースみたいにごくごくイケちゃいます!

やばい、止まらない…!
やばい、止まらない…!

なお、オレンジやイチゴなど梅以外の果物を使えば、たった1日で「フルーツブランデー」が作れるそう。さっそく色々作ってコレクションしたいと思います!「すぐに飲めないのはちょっと…」とこれまでためらっていた人も、果物の旬に合わせてぜひ楽しんでみては?