世界一危険な男Cロナ!W杯ウイルス感染イレブン発表
サッカーW杯ブラジル大会が、13日(日本時間)に開幕。C・ロナウド(ポルトガル)やメッシ(アルゼンチン)らスターのプレーが待ちきれず、ネットで神ワザの数々を動画検索するファンも多いのでは? しかし、コンピューターセキュリティーのマカフィー社は、安易な検索によって、ウイルスに感染する恐れもあると指摘し、このほど、各国のW杯出場選手の中で「感染リスク上位の11人(イレブン)」を発表した。
サイバー犯罪者は、スーパープレーが見たいという、ファン心理に付け込み、ネット利用者をウイルスが仕込まれたウェブサイトに誘い込もうとする。例えば、ネット上で「Cロナ FK 動画」と入力して検索すると、いくつもの動画サイトの候補が出てくる。その中には、クリックすると全く別のウェブページに飛ばされ、ウイルスに感染してしまうものも含まれているという。
マカフィー社は、このほど、今回のW杯出場選手の中で、検索した際、“ワナ”にはまるリスクが高い「最も危ない上位11人」を調査した。別表の通り、1位はC・ロナウドで感染危険率3・76%だった。僅差の2位がメッシで3・72%、3位カシジャス、4位ネイマール…と人気選手が名を連ねた。日本代表では、香川の50位がトップだ。
危険率は、同社のウイルスを感知する機能を持つソフトを使い、各選手につき100通り以上の検索パターンによって調査したもの。Cロナの場合、ウイルスなどが仕込まれたサイトにたどり着いてしまう確率が、100回中4回近くあるということになる。スクリーンセーバーのダウンロードや、選手の技術を紹介するビデオが視聴できると誘うサイトほど、危険度が高まる。なお、調査で「ユーチューブ」や「ニコニコ動画」など大手サイトでは、感染は確認されなかったという。
危険を回避するにはどうすればいいのか。同社の製品担当者は以下、5点をアドバイスしている。
〈1〉ダウンロードやストリーミングする場合、「公式」コンテンツ提供者のサイトを利用する。
〈2〉検索ワード「無料ダウンロード」は危険度が最も高い。要注意。
〈3〉実は、多くの人が見たいと思うニュース映像の大半は、「公式」サイトで発見できる。
〈4〉個人情報を簡単に提供しない。
〈5〉使用する機器にセキュリティー対策が施されているか確認する。
いよいよ始まるW杯を安心して楽しむためにも、こうした心がけは、必要なようだ。