浜田省吾10年ぶり新曲!中井貴一主演映画の主題歌に
シンガー・ソングライターの浜田省吾(61)が、10年ぶりの新曲「夢のつづき」を制作した。発売日は未定だが、同曲は中井貴一(52)主演の映画「アゲイン 28年目の甲子園」(大森寿美男監督、来年1月公開予定)の主題歌に決定。また、03年のシングル「君に捧げるlove song」が林家たい平(49)主演映画「もういちど」(8月23日公開)の主題歌にも決定した。
「アゲイン―」は、かつての高校球児たちによる野球大会「マスターズ甲子園」を題材にした重松清氏原作小説の映画化。浜田はテーマソングを提供するなど、長年同大会をサポートしてきたことから今回の主題歌が実現した。甲子園での映画の撮影も訪問し、主演の中井とも対面した。
久々の新曲となる「夢のつづき」は、すっかり成長した息子や娘、愛する妻への思いを込めたミディアムテンポの曲。来年1月の映画公開に合わせて発売を予定している。この10年は精力的にライブを行ってきたが、新曲は2005年7月に発売したアルバム「My First Love」以来約10年ぶりとなる。
浜田自身も広島・呉三津田高校時代に野球部に入っていた元球児。2年生の秋にキャプテンとのけんかが原因で退部したが、辞めたことを後悔したという。同大会に向けたメッセージでは「強烈な打球をグラブに捕らえ、アウトにした瞬間の誇らしさ。ボールが外野手の間を抜けていくのを見ながらファーストベースを回る時の快感。野球やりてぇなあ! 好きなことは、どんなに嫌なことがあったって、止めちゃいけないんだ!」と熱い野球愛をつづっていた。
同曲を聴いた中井は「子供の成長を知り、大人は喜び、その喜びを知ることで自分の老いを知る。常に相反するものが存在する人の一生。その中で夢を持ち、夢を語り、追い、夢を託す。移り行く夢こそが、大人への証しなのかもしれません」とコメント。10代の頃からファンだったという大森監督は「球児たちが甲子園にはせる思いのように、親が子に寄せる思いのように、無形で無二の宝物になりました」と話している。