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2歳児死亡「責任を痛感」 東京女子医大理事長らが謝罪

2014/6/12 12:21
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 東京女子医大病院(東京・新宿)で2月、手術を受けた男児(当時2)が鎮静剤「プロポフォール」の投与後に死亡した事故で、吉岡俊正理事長が12日、東京都内で記者会見し、投与と死亡の因果関係を認めたうえで「責任を痛感している。心からおわび申し上げる」と謝罪した。

 プロポフォールは集中治療室(ICU)で人工呼吸器を装着している子供への使用が原則禁止されている。

 同病院で昨年末までの5年間にプロポフォールを投与した子供63人のうち12人が死亡していたことも公表。投与後に死亡した子供は計13人となった。「鎮静剤投与に起因する死亡例はないが、外部の検証が必要」と説明している。

 会見に同席した永井厚志病院長によると、新たに死亡が判明した子供12人の死因は感染症が多いといい、投与から3年後に死亡した例も含まれる。死因の内訳など詳細は明らかにしていない。

 一方、事故の経緯や再発防止策をまとめた中間報告書を5月30日に厚労省に提出したと説明したが、内容については「遺族から同意を得られていない」として公表しなかった。

 病院などによると、男児は2月18日に首のリンパ管腫の手術を受け、プロポフォールを投与し経過観察中だった同21日に死亡した。警視庁捜査1課が業務上過失致死容疑で捜査している。

 事故を巡っては、東京女子医大の高桑雄一医学部長ら教授3人が5日に記者会見し、事故の経緯について、教授会として実施した聞き取り調査の内容を公表。高桑医学部長らは「理事長や病院長は説明責任を果たすべきだ」と批判していた。

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東京女子医大病院、プロポフォール、ICU、死亡

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