大渋滞する神奈川県鎌倉市中心部の若宮大路。奥は鶴岡八幡宮=5月4日【拡大】
城西大の庭田文近助教(交通経済学)は「市民は負担への抵抗感、地元商業者は客の減少を強く懸念する。合意形成が一番の課題」と指摘する。
実現には法的課題も。市は、地方自治体が条例で税目を新設する「法定外目的税」を活用したい考えだ。
しかし、道路法で一般道は原則無料と解釈され、税新設に必要な総務相の同意が得られるかは不透明だ。
庭田助教は同じ悩みを抱える自治体が注目しているとした上で「課題は多いが、効果は出るので導入する意義はある」と鎌倉市にエールを送る。