以下のエントリーを読みました。私が通っていた小学校は1クラスで,中学は3クラスでした。この記事にあるほどの学級崩壊ではありませんでしたが問題児はいましたし,いじめの問題や生徒間のけんかというのが起こるわけです。増田の場合,保護者が集まって問題解決を図っていますが,私たちの場合は学級会で問題解決を図りました。結果,問題は全く解決しませんでした。以下,いくつかの具体的な事例をもとに説明したいと思います(今思い出せる範囲で)。
小学校でのいじめ問題
小学校4年生の時,いじめ問題で学級会が開かれたことがあります。学級会といっても先生が主導して開催されたので,自主的に開かれたわけではありません。なぜ先生が学級会を開こうと思ったかというと,いじめっ子であるA君の元気がなかったから。それを本人に確認したら「みんなに無視されている」とのこと。先生は「これは大変」と思ったのでしょう。学級会を開き,みんな仲良くしましょうみたいな当たり前の話がされました。
それを聞いていたクラスの反応はかなり鈍かったです。なぜかというと,そのA君が無視されたのは今まで散々他の子をいじめてきたから。だから今度はA君が無視された。みんな彼の横暴が嫌になったんですね。それでA君は無視されているのに「なぜ今学級会?」「自業自得じゃない?」という雰囲気でその後も状況が改善されることはありませんでした。
私も彼とはほとんど話しませんでしたが,小学校6年生の時にこちらから話をして,やっと付き合いが再開。現在にまで至ります。詳しくは以下をご覧ください。
学級会を開いても問題は解決されず,私達の場合,子どもの自発的な行動で問題が解決されました。その時の学級会ではっきりと覚えていることといえば,A君のお母さんの発言として「いつかこうなると思っていた」という言葉が紹介されたこと。それだけは強烈に覚えていて,交流が再開して久しぶりにA君の家に行った時のお母さんのうれしそうな顔は忘れられません。
中学校でのいじめ?問題
社会科の時間に図書館で調べ物をしていたら急に教室に集合の声がかかりました。何事かと思ったら一人の女子生徒が泣いている。どうやらある男子生徒B君が心無い言葉をかけて泣き出したとのこと。それを見ていた女子が先生に言って問題が発覚。学級会開催になりました。
ことの経緯を聞いた後,一人の女子生徒が突然立ち上がります。「私は絶対にB君を許せません」。私は「あっ,これ中学生日記だ」と思ってしまいました。その後も「いじめはよくないよね」みたいな話が続ます。給食前の時間の学級会開催だったの学級会は給食の時間にも突入。周りのクラスの生徒が学級会を覗きに来ます。「いつまでこの会は続くのか…」。そんな思いをみんなが持っていました。
結局お互いに言い合って女の子が泣いてしまったという話なので,「お互い発言は気をつけましょう」というよく分からない学級委員長の絞めの言葉で会は終了したのですが,先生は大満足のようでした。これはいじめというよりもけんかでしたので,その後は何事もなく学校生活が継続されたわけですが,この学級会は先生がただ開きたかったのだろうなと思います。その先生,今は校長先生をやっているとか。大丈夫かなと思いますね…(ちなみに先ほどのA君も学校の先生です…)。
番外編~学級崩壊?
ある時,急に教室にクラス全員が集められ,なぜかすべての先生が集合。どうやら私たちクラスの生徒の悪さが過ぎたようで,担任の先生が号泣。その学年の先生,全員が集まったようなのです。その時,私はなぜか学級委員長だったので意見を求められたんですけど何も答えませんでした。結局「先生に反抗するのは止めよう」みたいな話になったのですが,その後,全く記憶にないので何も解決しなかったのでしょうね。
最後に
いじめの問題や生徒間の問題というのはとても解決が難しく,継続的に対処しなければいけないのに,「みんなで考えましょう」みたいなやり方ではダメですよね。今はもっと違ったやり方をしているのでしょうけど,学級会って何なのでしょうね。皆さんは学級会で何か解決したことありますか?