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ロマンの木曜日 2014年6月12日
 

商業施設名が「ヒカリエ」化している

ヒカリエ化の端緒について

いつから「ヒカリエ」化が始まったかについては、2007年の有楽町イトシアとする説のほか、2004年のビビット南船橋に起源を求める説もある。

しかしぼくとしては2006年の錦糸町オリナスを推したい。それは、錦糸町にオリナスを生み出すだけの素地があったからである。
英語時代の年表、再掲
英語時代の年表、再掲
日本におけるいわゆるショッピングモールの始まりは、1969年の玉川高島屋ショッピングセンターだと言われている。

その当時の商業施設の名前は、ショッピングセンター、ジョイナス、サンプラザ、ビッグボックスと、典型的には英単語2語の組み合わせだった。

そんな状況において、玉川高島屋より8年も早い1961年に錦糸町は「錦糸町テルミナ」をすでに持っていた。英語 Terminal をもとにしたとはいえ、カタカナ4文字の造語を名づけるセンスは時代を先取りしていたと言えるだろう。
錦糸町テルミナ(1961年)
錦糸町テルミナ(1961年)
そして2002年にはオリナスにつながる重要な商業施設「アルカキット錦糸町」が誕生する。
アルカキット錦糸町(2002年)
アルカキット錦糸町(2002年)
公式には説明されていないが、これが「有るか、きっと」のもじりなのは明らかだ。

これでピースは揃った。テルミナの持つカタカナ4文字造語のセンス、アルカキットの持つ日本語名(ただしダジャレ側)のセンス。錦糸町はこの二つを同時に持っていたのだ。そして2006年、「錦糸町オリナス」は誕生した。
錦糸町オリナス
錦糸町オリナス
まさにそのとき、錦糸町に機が熟したのである。

なんで日本語?

なんで日本語なのか、については年表にあるようなトレンドの変遷、それから分かりやすさがあるんだろうと思う。

錦糸町のくだりはかなりの部分が思い込みだけど、ホントにそうだったらいいなあ。


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