イラク緊迫、「全ての選択肢を検討」と米大統領 無人機攻撃など

2014年06月13日 07:10 発信地:バグダッド/イラク

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×イラク・ニナワ(Nineveh)州とシリアの町ハサカ(Al-Hasakah)の間の国境付近にいるイスラム武装勢力「イラク・レバントのイスラム国(Islamic State of Iraq and the Levant、ISIL)」の戦闘員とされる写真。イスラム過激派のツイッター(Twitter)アカウント「Al-Baraka news」が2014年6月11日に提供(2014年6月11日提供)。(c)AFP/HO/ALBARAKA NEWS

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【6月13日 AFP】イラクでイスラム武装勢力が攻勢を強め、首都バグダッド(Baghdad)から北へわずか90キロの町ドゥルイア(Dhuluiyah)を掌握した後さらに首都への進撃を続ける中、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は12日、イラクの治安部隊が崩壊しないよう支援するため、あらゆる選択肢を検討していることを明らかにした。

 ホシヤル・ジバリ(Hoshiyar al-Zibari)イラク外相は、2011年の米軍撤退前に、米国が訓練や装備の費用として数十億ドルを費やしたイラク治安部隊が瓦解(がかい)してしまったことを認めた。

 オバマ米大統領は、イラクは今後「米国と国際社会からのさらなる支援」を必要とするだろうとして、「わが国の国家安全保障チームは全ての選択肢を検討している…私は何ら排除しない」と述べた。

 ある米当局者がAFPに対し匿名を条件に語ったところによると、米国はイラクに対する軍事支援のため、無人機による攻撃も含め、複数の選択肢を検討しているという。

 アフガニスタンやパキスタン、イエメンで使用され、論争を巻き起こしている無人機がイラクで導入されれば、2011年末に米軍が同国から撤退して以来、米国の対イラク関与姿勢が大きな転換点を迎えることになる。

 とはいえ、米軍部隊をイラクに派遣する計画は今のところないという。米軍はイラク駐留中に、約4500人の兵士を失っている。(c)AFP/Mohamad Ali Harissi

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