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記憶遺産候補に日本から2件決定
6月13日 4時10分

記憶遺産候補に日本から2件決定
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世界各地に伝わる古文書などを保護するユネスコの「記憶遺産」について、日本ユネスコ国内委員会は、京都府舞鶴市のシベリア抑留に関する資料と、京都の東寺に伝わっていた国宝の古文書の2件を、来年の審査に向けた日本からの候補とすることを決めました。

「記憶遺産」は、世界各地に伝わる古文書や貴重な映像などを人類の財産として保護しようとユネスコが登録するものです。
来年の審査に向けて、国内からは京都府舞鶴市のシベリア抑留や引き揚げに関する資料、京都の東寺に伝わっていた国宝の「東寺百合文書」、鹿児島県南九州市の特攻隊員の遺書や手紙、それに部落差別の撤廃を求めた「水平社宣言」の4件が申請されていました。
しかし、1つの国から申請できるのは2件までとされていることから、日本ユネスコ国内委員会が候補を絞り込むための選考作業を進めていました。
そして12日開かれた委員会で、シベリア抑留の関連資料と東寺百合文書を日本からの候補とすることを決めました。
理由について委員会では、シベリア抑留の関連資料はより広い視点から世界的な重要性が説明されていること、東寺百合文書は1000年以上にわたって保管され、日本文化の優れた点を示していることなどを評価したとしています。2件が記憶遺産として登録されるかどうかの審査は、早ければ来年5月にも行われる予定です。

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