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日本唯一の淡水の有人島に行きます!
「島」と言われると、多くの場合、海に浮かぶ島を思い浮かべる。海風にヤシの木が揺れ、綺麗な砂浜で、ピニャコラーダ的なものを飲むのだ。それが島だ。
しかし、淡水に浮かぶ島もある。そんなものはいくらでもある気がするが、実は淡水に浮かぶ人が住む島は日本には一つしかないのだ。それが「沖島」。ぜひ行ってみようと思う。 > 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮 淡水に浮かぶ有人島「島出身」と言われると、もう迷わず海の島だと考える。沖縄の方かな、瀬戸内海かな、などと候補も浮かぶ。しかし、淡水に浮かぶ島という可能性もあるのだ。日本にも琵琶湖や霞ヶ浦など、大きな湖が存在する。
琵琶湖
ただし日本には淡水の有人島はたった一つしかないそうだ。それは琵琶湖にある「沖島」。淡水の島だけれど、郵便局があり、小学校がある。漁師が多く、一家族で1、2艇の船を持っているそうだ。海の島とほぼ一緒だ。
ということでまずは「近江八幡駅」にやってきました!
沖島への道沖島へは堀切港から出るフェリーに乗る。堀切港までは近江八幡駅からバスが出ている。「近江鉄道バス」と「あかこんバス」の二つがあるが、あかこんバスの方が安い。ただしバスというよりは車だ。
あかこんバス
約30分ほどバス(車)に揺られる。最初こそ乗客がいたが、半分も行かないうちに私の貸し切りバス(車)となってしまった。窓に流れる景色は田んぼで、やがて湖が見える。琵琶湖だ。私の人生で2度目の琵琶湖である。海みたいと月並みのことを思う。
堀切港に到着
到着した堀切港には多くの船があった。ここから沖島に行くフェリーが出る。また自動車も多く止まっている。バスの運転手さんの話では、沖島の人がここに車を止めているそうだ。船で来て、ここから車に乗り買い物にでも行くのだろう。
私は沖島に渡る定期便に乗って、
沖島を目指す!
淡水の有人島に上陸沖島へのフェリーは10分程度。琵琶湖は広いので海を走っているみたいだ。ただし、潮風ではないので、べたつくことがない。爽やかな風と言えるだろう。日本海のように荒々しい私だけれど、その風は一瞬の癒しを与えてくれる。
沖島に到着!
海の島と変わらない
到着した沖島はやっぱり海に浮かぶ島のようだった。漁に出る多くの船が港には止まり、目の前には漁協もある。今まで淡水の島に行ったことがないが、大きさも含め、海の島とは変わりない気がする。
あ、淡水だわ!
漁協には名物としてフナ寿司が紹介されていた。淡水だ。間違いなく淡水だ。その他にも「沖島よそものコロッケ」が売られている。このコロッケに使われるのは琵琶湖産のブラックバス。目の前にある湖で捕れたバスである。うん、淡水だ。
琵琶湖産のこれが、
こうなりました!
二年ほど前から販売されているこのコロッケ。ジャガイモは使わず、おからで作られている。またバスが使われているが、淡水魚特有の臭みのようなものは一切ない。甘みもあるが塩味も強い。これは海に対する憧れなのだろうか。暑い日だったので、特別に美味しく感じた。
中はこんな感じ! 美味しいです!
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