社会
横浜高校野球部お手柄の3人“連係”プレー 県迷惑行為防止条例違反(卑わいな言動)容疑の男を取り押さえる
全国的な名門として知られる横浜高校(横浜市金沢区)野球部の部員3人が、県迷惑行為防止条例違反(卑わいな言動)容疑の男を取り押さえるお手柄を立てた。
3人は、いずれも3年の鈴木裕敏君(18)、谷口恒輝君(17)、浅香豪君(17)。金沢署や同校によると、3人は6日午後3時半ごろ、京急線能見台駅下りホームで、自称同市瀬谷区在住で会社員の男(22)が県立高校の女子生徒(18)のスカートをめくったのを目撃。谷口君と浅香君は改札口から約40メートル先の路上で男を取り押さえ、駅員を通じて同署員に引き渡した。鈴木君は被害に遭い、泣いていた女子生徒を励まし続けていたという。
「怖い思いもあったが、仲間が来てくれたので勇気を出せた」と谷口君は胸を張り、3人は「横高野球部なら当然です」と声をそろえた。渡辺元智監督(69)は「ベンチ入りしていない選手がこういうことをしてくれて最高にうれしいよ」と誇らしげだった。
【神奈川新聞】