クラウドワークスで書き起こしの依頼を出したら、1週間で70件以上のお申し込みがありました。すごいですねこれ…選ぶの大変でした。
そんなわけで発注者の視点から、受注をゲットしやすくなるためのTipsをまとめてみます。
メッセージ冒頭で即座にアピール!
こちら、メッセージボックスのキャプチャです。勘のいい方はわかると思いますが、最初に「IkedaHayato様」とか「はじめまして」とかを入れてしまうと、メッセージが埋もれてしまいます。70件も提案があると、正直すべてを開くことはできません。ぼく自身も、冒頭の文面を見て気になった人のメッセージしか開きませんでした(20人くらい)。
というわけで、提案メッセージでは「冒頭から全力でアピールする」ことが大切だと思われます。うまい方だと「」
プロフィールアイコンと名前を工夫しよう
こちらも同じくメッセージボックスのキャプチャ。そうなんです、みんなデフォルトのアイコンなんですよね。名前も英語の文字列で、ぱっと見のインパクトがありません(日本語ネームも設定可能)。「アイコン」「日本語ネーム」で臨むだけで、だいぶメッセージの開封率は変わると思われます。
実際、実績トップのクリエイターはこんな感じのアイコンと名前です。提案一覧のなかでも、この名前とアイコンなら目立つんでしょうね。
ぼくが書き起こしをメインにしているクリエイターだったら、「書き起こし星人」なんてユーザーネームで、宇宙人のアイコンとかに設定しますかね…。アイコンと名前、この二つを工夫しましょう。
「なぜ自分がこの案件に関心があるのか」の開示が鍵
受注者が「なぜ自分がこの案件に関心があるのか」をうまくプレゼンできると、かなり案件ゲットの確率は高まると思われます。
今回は住宅政策に関するパネルディスカッションの書き起こしだったのですが、こんなメッセージがあったんですね。これ、とても惜しいです。
初めてです。住宅政策にすごく興味があります。 講演会も好きでよくいきます。私向いている仕事だと思いますので、ぜひお願いします。
この人「なぜ住宅政策に関心があるのか」をもう少し語ってくれれば、仕事をお願いしたかもしれないのですが…。
今回発注した方は、簡潔ながら「なぜ自分がこの案件に関心があるのか」を語ってくださいました。一部メッセージを編集してます。
現在、住宅関連の仕事をしています。そのため専門単語については理解ができると思います。私自身、生い立ちの関係で貧困問題などには日頃から関心があります。また、PCでの作業、特にテープ起こしには自信があります!よろしくお願いします。
シンプルですが、何だかお任せしたくなりました。関心があることに加えて、テープ起こしには自信があるとのことなので、ご助力願いたいと思います!
条件を明確に提示してくれる
クラウドソーシングの案件って、「発注者が、一体いくらで発注すればいいのか、よくわかっていない」ことがけっこうあると思うんですよね。ぼくも今回、「2.5時間の講演・パネルディスカッションの書き起こし」の相場が分からず、超適当に「時給1000〜1500円でお願いします」と提示していました。
そんなとき、「これこれこういう事情で、このくらい時間が掛かるので、このくらいでやらせてください」と条件を提示してくれる方は、なんだか信頼したくなります。
クラウドソーシング使うこと数回ですが、これは毎回思うんですよねぇ。安さをアピールされるよりも、強気かつロジカルに見積もり出してくれる方が嬉しかったりします。
こうして利用してみると、クラウドソーシングは働き方の選択肢のひとつになっているなぁ、としみじみ実感します。書き起こし案件がまだ溜まっているので、お次はランサーズを試してみようと思います。
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