ＮＹダウ株価 １００ドル超下落

6月13日 6時08分

ニューヨーク株式市場は、イラク情勢が悪化していることへの懸念から幅広い銘柄に売り注文が広がり、ダウ平均株価は１００ドル以上値下がりしました。

１２日のニューヨーク株式市場では、イラクで国際テロ組織アルカイダ系の勢力が北部の都市を制圧し、イラクの治安が急速に悪化していることに懸念が強まりました。このため幅広い銘柄に売り注文が出て、ダウ平均株価の終値は前日より１０９ドル６９セント安い、１万６７３４ドル１９セントとなりました。
市場関係者は、「この日発表されたアメリカの先月の小売業の売り上げ高が、市場の予想を下回ったことも株価を押し下げる要因となった。イラクの治安が悪化するなかで、アメリカをはじめ国際社会が、どのような対応をとるのかに市場の注目が集まっている」と話しています。