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ニホンウナギの保護指針を策定へ6月13日 6時08分
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国際的な団体から絶滅危惧種に指定されたニホンウナギについて、環境省は国内の河川で生息環境の調査を行い、保護対策の指針を策定する方針を決めました。
世界の野生生物の専門家などで作るIUCN=国際自然保護連合は、ニホンウナギについて12日、日本や中国などの東アジアの地域全体で評価して、絶滅のリスクが上から4番目に当たる「近い将来、野生での絶滅の危険性が高い」絶滅危惧種に指定しました。
ニホンウナギが減少した原因について、専門家から河川環境の悪化や乱獲などを指摘されていることから、環境省は絶滅を防ぐには生息環境の回復や保全が必要だとして、保護対策の指針を策定する方針を決めました。
指針の策定に当たっては、ことしの夏ごろから国内の複数の河川で調査を始めることにしていて、2年程度かけて、河川に設けられたせきなどの構造物がニホンウナギの遡上に(そじょう)影響を与えているかや、野生でどのようなエサを食べているかなどを調べるということです。
環境省は「ニホンウナギがIUCNから絶滅危惧種に指定され、保護の必要性は高まっている。将来的には指針を活用して、絶滅を防ぐための取り組みにつなげていきたい」としています。
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